2015年1月8日21時10分
6日昼に札幌を出発したJRの大阪行き豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス」が、強風のため約16時間(954分)遅れ、8日早朝に到着した。JR西日本によると、車内で2晩を過ごすのは珍しいという。大阪駅で降りた乗客約110人に体調を崩した人はおらず、特急料金は払い戻された。
JR東日本などによると、列車は6日午後2時5分に札幌駅を出発。7日午後0時53分に大阪駅到着予定だったが、日本海側を走る羽越線で強風が発生し、徐行運転。秋田県にかほ市の象潟(きさかた)駅に3時間以上臨時停車して、7日未明に約7時間半遅れで発車した。
その後も徐行で遅れが拡大し、7日午後3時ごろ、新潟県の村上駅で乗客にパンの缶詰が配られた。8日未明には事前に計画されていたレール交換工事のため、福井県の敦賀駅で約2時間停車。大阪着は結局、8日午前4時47分までずれ込んだ。
トワイライトは食堂車やサロンカーを備えた豪華列車で、大阪―札幌間約1500キロを約22時間かけて結ぶ。今春の引退が昨年5月に発表された後は、切符が取れないほどの人気となっている。
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朝日新聞社会部
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