以下は勇者超特急 さんのコメントより抜粋です。
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同じ事考えてる人は居る様だ。
確かに、今の著作権は使う側の意志は蔑ろにされていると思う部分は多少なりとも有る。
発表後、死後半世紀もの期間はやはり長過ぎると思う。
昔はそれでも十分だったのだろうが、ルールも時代に合わせて変えて行くべきである。
今の時代、10年も経てば既に過去の物と化す。機器類は時代遅れ。そんな物には一般的な需要等大して見込めない。だからメーカーは再生産をしなく成り、結果、絶版化する。規格争いで負けた側も同じ。そう成れば最後には修理すら不可能に。
作者の意思に関わらずに消すのを禁止にするのはやり過ぎだが、作者が作品を消した時点で自動的に絶版扱いとし一定期間経過後保護期間が切れる、それ以降作者(メーカー)はそれに文句を言えない仕組みは必要だと思う
物を使い捨てにせず大事に末永く使えば限りある貴重な資源の浪費も避けられる事だろう。
著作権保護のルールを見直せば、それが出来る筈だ。

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あれから、このE11さんのツイートと勇者超特急さんのコメントに照らし合わせて考えてみたけれど、需要と流通の知識や著作権に関して詳しいE11さんはともかく、創作物より機器類が本命な勇者超特急さんからも製造業の造って売ってそれで御仕舞い的なやり方に対しての愚痴は何度かこのブログの文化保存促進記事に書き込まれた事もあったし、電機類・機械類のリージョンかつ自身は創作物に関する完全な同志ではない勇者超特急さんの視点でさえこれならば…と想い、作品を永久保護しつつ、作者の経済面も維持できる方法を模索できないものかと考えてしまいます。

DLsite.comGumroadジャンプBOOKストアバーチャルコンソールゲームアーカイブス…DL販売なら増産にお金が掛からないから、作品を必要としている全員に行き渡らせるのに便利だ。バーチャルコンソールとゲームアーカイブスという実例を考えると、他の雑誌や出版社も前向きにジャンプBOOKストアと同じ事を検討していないとは考えにくい。
絶版漫画図書館(旧Jコミ)、これは言わずもがなだ、商品価値に乏しい作品も文化的な価値ならあるからネット図書に育て上げるにはこれ以上良い形式は無い。

作者の意思や作品の商品価値がどうであれ絶版の作品の需要が高まり過ぎて再販・再公開を余儀なくされたケースはカードワース界でも同人界隈でも幾つかある、しかも違法コピーに厳しい大御所ゲーム企業までそれを余儀なくされた話が実際にあるんです。実際、バーチャルコンソールは「合法エミュ」と呼ばれた事も有る。売上も現在の任天堂の収入源の1つとして十分当てにできる物だ、ダウンロード数だけで、億を超えたらしいし…DLsite.comでDL販売されている東方二次創作同人作品の中には東方キャラクターが出揃っていなかった時代の作品も販売されているし。過去にコミケ等のイベントで販売されていた東方とかの同人誌の中には、絶版漫画図書館がやっているみたいに、自分の同人誌が無断転載されていたのを作者自身が保存してそれを再販しているのもあるっぽいし…。

どう広い視野で観ても作品の消耗品扱いをやめない事が、作者の意思に反して無法者をのさばらせる事に繋がっている。

もうCardWirth界なんかも作品の保存に力を入れないとファンの心が離れていくかもしれない…
カードワース関係の作品を消すのを毅然とした態度でハッキリ拒否したのは正解だったな…
今でも生路のカードワースシナリオはここで手に入るが、この法改正計画が成功したら公式ギルドに戻そう。


私が兄の様に慕う方は、どうやったら作品が絶対に散逸しない世界を作れるか、作品を必要としている人達の為に一度公開した作品は永遠に、と言う私の考え方が許容されるか考えるよう言われた。需要側に傾き切った考え方だから大概の作る側には許容されないとは解っているけれど。


pixivやニコニコやTINAMI、絶版で作者の手によって作品が消されていくたびに、私は削除が出来ない環境を夢見てしまう。本当、何時まで経っても作品が消える事には私は慣れない…
湖岸氏が運営しているwikでも言われていた事だけれどれると場所をとるからという理由でも処分もしづらくなる、働いて稼げる頃にはもうなくなっている、つまり七篠権兵衛氏の言う作者が戻ってくる事の無い無法地帯でも公開を尻込みさせる環境でも、「作る側」も全てが悪くなる訳ではないし、ちょっとだけ幸せになれない訳ではありません、何を幸せにするかにもよりますが、少なくともこの文章で言う「働く事が出来る人間」を履行するのに苦労はしなくなる。

「荒らしには餌をやるな」というのは良く聞くけれど、生路は自閉症とは関係なくpixivやニコニコで作品が消されていくたびに、カードワースの素材やシナリオが遺失するたびに、作品や書籍が絶版になるたびに、作品が見られなく手に入らなくなるたびに、一度作品を公開したが最後、自由に作品の削除・絶版が出来ない環境でも創作と公開を尻込みしないよう生路の抵抗力が強くなっていくのは何故だろう?これは本当に生路だけの特異体質なのだろうか?生路は「消し去りたい没原稿」を勝手に奪われて美術館で展示されるという仕打ちを受けても嫌な気持ちにならない為、「生路の主張がまかり通れば創作をする人が1人も居なくなる」と言われても、そういう人もいたとしても全員ではないと思えるのだ。

昔の作品を消して新しい創作へと進んでいる人も、作品が消える事や見られ無くなる事や手に入らなくなる事を避けて新しい創作ができる方法を考えて貰えたら嬉しい。



という訳で、リア知人・ネット盟友共に、ある計画を進言され、もう人に迷惑をかけずに絶版に耐性が無い自分にも生きやすい環境が得られるのなら…と、私はそれに乗った。


消すのを禁止にしてしまうのは遣り過ぎだとしても…ボクは、作品の削除・非公開をなるべく慎重にすべきだという意見だ。必ずまた感動した文化に求めた文化に巡り合える保証が無いのは寂しすぎるじゃないか!ネット始めたばかりの頃、お絵描き掲示板や個人サイトで見かけて、今はもう消えてしまった作品たちに、僕はもう一度会いたい!!皆にあの素晴らしい作品をもう一度めぐり合わせたい!作品を必要としている人達の為に!作品を求める人達の為に!作品が有れば元気になれる人達の為に!!作品で楽しく幸せになれる人達の為に!!作品が有れば笑っていられる人達の為に!!

作者とは独立した存在として著作物を貴重に感じてしまいます。作者の意思で作品を下げれる環境にも人の記憶や想いに残ってこその創作にも私は向いてないぐらいありとあらゆる作品を立派な一人前の「文化」として私は高く評価してしまう。


カードワースの冒険者ギルド逃走後、賛同者の方達に泣き付いた生路は話し合った、色々話した末に…。
「カードワース界も東方界隈も過度の作品の消耗品扱いと絶版に伴う需要側の不満やストレスがたまり過ぎて無法地帯になるのも、すでに時間の問題
赤松先生の言う通り、絶版作品の違法コピーを法律から産業の視点に切り替えて見れば表の世界では得られず止むを得ず違法コピーに、そういう戦後の闇市のご飯と同じ扱いで終わり」
バーチャルコンソールや絶版漫画図書館と同じ仕組みを広く深く文化産業に用意出来れば、お金を払う気の無い本当に悪質な割れ厨もきっと大きく減る、その辺りは石川泰社長も良く解っているハズさ」等
若干の生路への慰めもある気もするけれど、作品の保存に関する現状を客観的かつ簡潔に生路へ優しく解説してくれた上で「勇者超特急氏の言う通り、作者が作品を消したり下げたり発行を止めた時点で自動的に絶版扱いとし一定期間経過後保護期間が切れるそれ以降作者(メーカー)は権利が切れた作品の流通・複製・改変・改造・引用・二次創作・パロディに文句を言えない仕組みが必要だ
創作物に関する完全な同志ではない勇者超特急さんの視点であれなら、あんまりグズグスしている時間なんてありませんしね。

そして、その期間は幾つが妥当か話し合った結果…作品が地球上から消えてしまっている可能性が無く、権利切れで作者の意思に関係無く再公開されていても、その時すでに作者と作品が伝説になりかけていたり作者が作品の事自体を忘れていたり、偶然見つけた時自分の生きた証として受け入れられるかもしれない期間はどのぐらいか話し合った末に…

10年、が妥当だと判断しました。

仲間を総動員して様々なwikiや図書館の資料を調べ、さらにインターネットアーカイブスを使用した調査で仲間達と様々なデータを纏めた結果、絶版から10年で権利が切れる仕組みにした時…
イラストや漫画やゲームやアニメの作品そのもの・キャラクター・アイテム・デザイン・メディアミックス・ネタ・ゲームやアニメで使われている画像や音楽等の素材・その他文化に纏わる著作権が発生する物、それら全てを「著作物1つ」としてカウントして計算した場合…

ふすま喫茶の蟲姫ジェラートが権利切れになる頃には
25億を軽く超える著作物の権利が切れている、との事
(カードワース界だけに絞れば1.3億超、東方同人だけに絞れば2.8億超(旧作とそのキャラや音楽はカウントしていない))
ちなみに、10年より伸ばした場合作品の存在自体を覚えている人やデータを保存できている人がどれだけ居るか解らない、10年よりも短くしたら権利者がバーチャルコンソール一族や絶版漫画図書館やDL販売サイトに転がり込む前に数年で権利が切れる著作物が該を超えかねないとの事、10年が妥当でしょう。


そうして賛同者の方達と色々話した末に、この法改正案に伴う「作る側」の人間(と出版社等それに準ずる人達)が受けられる利点と、同人界隈やカードワース界等で良く居る、どうしても昔の自作を消し去りたい人とその意向への配慮は考え得る限り以下の事がある。

 クソゲー等、駄作認定されている作品やバグの多いゲームをどこで失敗したのか調べる事が出来る?
 封印作品や大人の事情が絡んでいる作品が掘り起こされる事で得られる情報や知識も有る?
 過去の同人誌や同人ゲームが掘り起こされる事で売れる名前もある?
 原作者と作画間等の権利問題が「喧嘩両成敗」で決着する事で改善される物も有る?
 過去の知られざていた名作を手に入れる事で作者も何かを得る?作品を作りたくなる?
 過去のフリーゲームやカードワースのシナリオが掘り起こされて評価される事も有る?
 権利切れの作品が後進の作者が作品を作る為の雛型や参考になる?
 再流通している自作を発見する事で懐かしい気持ちに浸れる作者やまた作品を作りたくなる作者も居る?


 作者の名義が代わっていて、バックアップ等も持って無ければ自分の作品だとすら気付かない?
 タグの整備状況や機能によってはマイナス検索を使えば過去の自作を見ずに逃げ続けられる?
 自作を発見した時すでに顧客から作品や作った作者を褒められていればそこまで悪い気はしない?
 その畑の創作から離れて時間が経ちすぎていれば作った事自体覚えていない?
 掘り起こされた後の作品と作者の評判や人気が高ければそれほど悪い気はしない?
 作品が喜んで貰えていれば消した時には黒歴史でもそんなに悪い気はしない?
 相当な時間が経っていれば自分が上達していく過程の記録として受け入れる事も出来る?
 相当な時間が経っていれば自分が生きた証しとして受け入れる事も出来る?



…と、まあ、こういう風に、10年分も時間の力があれば、過去にネットで絵描きをしていた人はレオナルドダヴィンチやゴーギャンとかと同じ伝説の芸術家、同人とかでゲーム作っていた人は山内溥様や宮本茂様とかと同じ伝説のゲームクリエイター、同人やアンソロジーで漫画描いてた人達が手塚治虫様や横山光輝様と同じ伝説の漫画家と同等の伝説のクリエイター…とまではいかなくても、それらの伝説のクリエイターのレプリカと言えなくもなさそうな何かに最低限なれれば消した時には黒歴史だった物を掘り返されたとしても反対派の方達が常識的に考えて、と想っているよりは悪い気はしないんじゃないかなぁ…と考えた。

という訳で、生路は一か八か法律を変える為に活動してみようと愚考した。
法律の改正を求めて活動する事は個人の自由だし、法律を変えるという大きな事柄に挑戦する以上、一応、不特定多数に向けて意見表明した方が良いだろう。生路に勇気が溜まった時、削除を尻込みさせる環境に耐えられるワクチンを十分確保できたとき、このアンケートに基づき、署名を集め始めよう。過去のネットの世界で流通していたイラストや動画や東方・西方の旧作と作者録やコミックマーケットやカードワースぐらい作品の消耗品扱いの割に個々の文化的な価値が高ければ…絶版漫画図書館の同人誌計画とOBギルドをまた動かして、権利を失いたくない人や限られた人にしか作品を流通させたくない人にもDL販売サイトという選択肢を用意すれば……ねっ?文化的にも倫理的にも不味い事にはならないし、大丈夫でしょう?七篠権兵衛の旦那!!




最後に、違法コピーやシナリオの横流しを受けた事のある人に対して私からアドバイス。


客は作者の意思に抗えない、創造主の意思に反する者は罰を受ける。

だが、もしも世界が君にこう伝えたとしたら?

君も作品を作る事が出来る」と、「永遠に保存される作品をその手で作れ」と。

君は作者の意思に抗えない、だが…
もし、君が自らが創作活動を始め、あなたが作った物は永遠に保存・公開し続けるならば
知的財産権の1つの形は君と君の理想を受け入れる。

人は法律に抗えない、誰もが逃げられず、逆らえず違反した者は法の裁きを受ける

だが、もしも法律が君にこう聞いたとしたら?

法の在り方を見直したい」と、「時代に合わせて著作権法を変えたい」と。

君は著作の法律に抗えない、だが…
もし、このアンケートに答えて頂けたら、何か答えが見えてくるかもしれない。