メタンハイドレートの可能性高01月02日 21時09分
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北見工業大学の研究チームの調査で、十勝沖の海底には表層部分にメタンハイドレートが存在する可能性の高いことがわかりました。
メタンハイドレートは、将来の国産エネルギーとして注目されていて、研究チームは今後も調査を進めることにしています。
メタンハイドレートは、メタンガスと水が結晶になった氷状の物質で、将来の国産エネルギーとして注目されています。
北見工業大学の山下聡教授らの研究チームは、毎年、北海道大学の練習船を利用して海洋調査を行っていて、去年11月には、十勝沖の太平洋で初めての調査を行いました。
その結果、海底からメタンガスが吹き出していることを音波で確認したほか、その周辺でメタンハイドレートと関連が強いカーボネートと呼ばれる鉱物を採取したということです。
これらのことから研究チームは、十勝沖の海底では、表層部分にメタンハイドレートが存在する可能性が高いとしています。
山下教授は「漁業や環境に影響を及ばさない採取方法が確立されれば、メタンハイドレートは代替エネルギーの1つになる可能性があり、さらに研究を進めていきたい」と話していました。