中国株は今年30％上昇へ－昨年の上げ相場当てたＣＩＣＣ黄氏

　　（ブルームバーグ）：中国株 は今年30％上昇するとの予想を中国国際金融（ＣＩＣＣ）のマネジングディレクター、黄海洲氏が示した。政策当局が資金調達コストを削減し、改革を推進するとの見方に基づいている。上海総合指数は昨年53％値上がり。同氏は昨年の相場上昇を正確に予想した。

上海総合指数は７日に５年半ぶりの高値を付けた。しかし黄氏は2007年の過去最高値をまだ45％下回っており、バリュエーション（株価評価）は低いままだと指摘した。同氏は昨年、インスティチューショナル・インベスター誌によって３年連続で中国調査チームの首位に選ばれた。

黄氏はニューヨークで開かれた中国経済見通しに関する米中関係全国委員会主催の年次会議で、「今回の上昇相場は複数年にわたる。まだ買い時だ」と述べた。同氏は昨年１月、中国株が14年に20％上昇すると予測した。

同氏は当局が金融セクターのリスク軽減措置を講じていることで相場が一段と押し上げられる公算が大きいと分析した。中国当局は地方政府の借り入れ規制を強化し、シャドーバンキング（影の銀行）を取り締まっている。

原題：China Stocks to Jump 30% This Year, Top-Ranked Broker Forecasts（抜粋）

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更新日時: 2015/01/08 11:29 JST