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あいさつ料で賠償請求 豊橋の経営者、山口組長らを提訴

 愛知県豊橋市で飲食店を経営していた男性が8日、あいさつ料を要求され、経済的、精神的苦痛を受けたとして、指定暴力団山口組の篠田建市(通称・司忍)組長ら3人に、3220万円の損害賠償を求めて、名古屋地裁豊橋支部に訴えを起こした。

 残る2人は、山口組傘下平井一家の薄葉暢洋(うすばのぶひろ)(通称薄葉政嘉(まさよし))総裁、その下部組織、三虎(さんとら)組の元若頭、福田千人(ちひと)受刑者。

 弁護団によると、あいさつ料の返還訴訟は、名古屋市の飲食店主が篠田組長らに1735万円の損害賠償を求め、名古屋地裁で係争中の訴訟に続き、全国で2例目。

 訴えによると、男性は2008年1月からの5年間で、計2420万円のあいさつ料を福田受刑者に支払った。当初は月数万円だったが、徐々に要求が強くなり、最後は月200万円に達した。

 福田受刑者は、この男性にあいさつ料を強要したとして恐喝罪で起訴され、昨年3月、懲役3年の判決を受け、確定した。弁護団は篠田組長、薄葉総裁には、暴力団対策法などに基づく代表者責任を問う、としている。

(中日新聞)

 

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