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朝鮮人追悼碑「許可条件違反が理由」 群馬知事が答弁で強調

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朝鮮人追悼碑「許可条件違反が理由」 群馬知事が答弁で強調

 高崎市の県立公園「群馬の森」の朝鮮人追悼碑をめぐり、大沢正明知事は28日に開かれた県議会本会議の一般質問で、碑の設置者「追悼碑を守る会」が設置許可条件を守らなかったことが不更新を決めた理由であることを改めて強調した。守る会の共同代表を務める黒沢孝行県議(リベラル群馬)の質問に答えた。

 追悼碑は「宗教的、政治的行事および管理を行わないこと」を設置許可条件として、平成16年に設置された。大沢知事は答弁で「碑の設置団体による集会で許可条件違反となる政治的発言が行われた結果、追悼碑が政治的な性質を帯び、憩いの場である公園にふさわしい施設でなくなった」などと説明した。

 設置当初の現状を維持するかぎり、碑の価値そのものは減らないのではとする質問には、「許可条件を守るなど当初の現状を維持している限りでは、その存在価値は減ずるものではない」としたうえで、「政治的発言が行われた結果、追悼碑が政治的な性質を帯び、日韓・日朝の友好の推進に有意義なものであるという当初の目的から外れた」と反論した。