初春にふさわしいニュースです。アークテリクスが初めてのフットウェアを正式に発表しました。アプローチシューズの ALPHA とハイキングシューズの BORA。2015年の3月中旬から日本国内で発売の予定とのことです。
アークテリクスのシューズということで、
初春にふさわしいニュースです。アークテリクスが初めてのフットウェアを正式に発表しました。アプローチシューズの ALPHA とハイキングシューズの BORA。2015年の3月中旬から日本国内で発売の予定とのことです。
アークテリクスのシューズということで、
インナーライナーが完全に取り外せるアプローチシューズ ALPHA² FL MEN’S。
このインナーライナーは縫製箇所が少なく伸縮性が高いために足にフィットして、アウター側にタン(ベロ)がないこととも合わせて、フチや縫い目のような足に部分的な圧を与える突起を最小化することを目論んでいるようです。こうしたセパレート構造にすることで通気性、速乾性も高いとのこと。ゴアテックス採用のモデルはインナーライナー側に防水透湿性のメンブレンが入っているようです。
ALPHA、BORAともに、インナーライナーが完全に取り外せるモデルと取り外せないモデルがあって、取り外せる方がやはり面白そうです。長時間の歩行後にはインナーライナーを外すことで、インナー、アウター双方をより効率よく乾燥させることができるでしょう。防水性のシューズはひとたび浸水すると乾きにくい、ということがデメリットとされることがありますが、これはひとつのソリューションかも知れません。
また、インサレーションが入った冬用のブーティーライナーも別売りで用意されていて、こういうオプションが選べるのはうれしいところ。逆にスカスカな夏用のインナーライナーも単品で登場したりするといいなと思います。
ワンピースで縫い目がないアッパー。
もうひとつの大きな特徴は、このシューズに、いかにもアークテリクスらしいルックスを提供する要素にもなっています。それはアッパーが縫い目のないひと続きの部品になっているということ。PUコーティングされたナイロンやメッシュなど異なった素材を圧着技術で接合しているのですが、アークテリクスのアパレルやザックにも共通するミニマルな美しさはやはりここから来ているのでしょう。
ソール部分の構造。
他にも、アッパーがミッドソールを包み込む構造や、つま先・かかとのキャップ部分が手作業の立体成型だということ、ソールはVibramと共同開発したグリップ性の高いものを使っていることなどを、メーカーはアピールしています。
手前がALPHAソール。奥側がBORAソール。
重量は アプローチシューズ ALPHA のメンズが400g台、ハイキングシューズ BARAのメンズが500g台で、軽量性と保護性能や耐久性が高度にバランスしている印象です。
なかなかに力の入ったラインナップと言えるのではないでしょうか。端的には、どれか一足欲しい、、ということになります。
今回発売予定のラインナップは次の通り。
●ALPHA² FL MEN’S(アルファ FL スクエア メンズ)
ゴアテックス採用のインナーライナーが取り外せるモデル。¥35,000(税別)。
●ゴアテックスインナーライナー単体
ロー ¥10,000(税別)/ インシュレーテッドミッド ¥12,000(税別)。
●ALPHA FL GTX WOMEN’S / MEN’S
ゴアテックスインナーライナー採用。ウィメンズ¥30,000(税別)、メンズ¥31,000(税別)。
●ALPHA FL WOMEN’S / ALPHA FL MEN’S
通気性の高いインナーライナー採用。ウィメンズ¥26,000(税別)、メンズ¥27,000(税別)。
●BORA² MID MEN’S(ボラ ミッド スクエア メンズ)
ゴアテックス採用のインナーライナーが取り外せるモデル。¥42,000(税別)。
●ゴアテックスインナーライナー単体
ミッド ¥11,000(税別)/ インシュレーテッドミッド ¥12,000(税別)。
●BORA MID GTX WOMEN’S / MEN’S
ゴアテックスインナーライナー採用。ウィメンズ¥36,000(税別)、メンズ¥37,000(税別)。