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東京都がインフルエンザの流行警報1月7日 15時57分
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東京都内では、先月末までの1週間でインフルエンザの患者が急激に増え、都は、7日、インフルエンザの「流行警報」を出しました。
調査を始めた平成11年以降、新型インフルエンザが流行した平成21年を除いて最も早い警報で、都は、手洗いや室内の換気など予防対策の徹底を呼びかけています。
東京都によりますと、先月28日までの1週間に都内の419の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は、1つの施設当たり32.9人となり、前の週のおよそ1.6倍と急激に増えています。
このため、都は、インフルエンザが大きな流行になっているとして、7日、「流行警報」を出しました。
この時期に都内に「流行警報」が出されるのは、調査を始めた平成11年以降、新型インフルエンザが流行した平成21年を除いて最も早いということです。
流行しているのは「A香港型」で、医療機関に入院した患者は先月28日までで142人と、おととしの同じ時期の6倍以上に上っていて、このうち60歳以上が52.1%、9歳以下が24.7%を占め、高齢者や子どもが重症化するケースが目立っているということです。
都は、手洗いやうがい、それに、室内の換気を行うなどして予防対策を徹底するほか、せきやくしゃみが出る場合はマスクを着用するよう呼びかけています。
関東地方全域で流行
このほか、関東地方では、神奈川県と埼玉県、それに千葉県でインフルエンザの警報が、また、群馬県と茨城県、それに栃木県で、インフルエンザの注意報が出されていて、関東の全域に流行が広がっています。