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ニューヨーク株価 上昇で新年スタート
1月3日 7時09分

ニューヨーク株式市場は2日、ことし最初の取り引きが行われ、好調な経済が続くことへの期待感から買い注文が出て、ダウ平均株価は小幅に値上がりしました。

2日のニューヨーク株式市場は、この日発表された製造業に関する経済指標が市場の予想に届かなかったものの、好調な経済が続くことへの根強い期待感から買い注文が出て、ダウ平均株価は去年最後の取り引きとなった先月31日よりも9ドル92セント高い1万7832ドル99セントで取り引きを終えました。
ダウ平均株価は去年、雇用情勢の改善と堅調な個人消費などを背景に上昇傾向が続き、1年で7.5%値上がりしました。
ことしについても多くの専門家は、原油安によるガソリンの値下がりが個人消費をさらに押し上げるため、株価は緩やかな上昇を続けるとみています。
一方、2日のニューヨーク原油市場は、中国経済の減速などで原油の需要が低迷し、価格はさらに下落するという見方から先物が売られ、国際的な原油取引の指標となるWTIの先物価格は一時、1バレル=52ドル3セントまで値下がりし、およそ5年8か月ぶりの安値水準となりました。
市場関係者は「原油安は消費者に恩恵をもたらす一方、多くの雇用を生み出しているエネルギー業界には打撃となる。ことしのアメリカ経済は原油価格と利上げが見込まれている金融政策の行方に大きく影響を受けそうだ」と話しています。

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