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マレーシア航空 政府主導の新会社で再建へ1月2日 21時42分
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経営が悪化しているマレーシア航空は、2日からマレーシア証券取引所での株式の上場が廃止され、今後、政府主導で設立される新たな会社の下で、再建を進めていくことになりました。
マレーシア航空は、格安航空会社との競争に加えて、去年3月に旅客機が行方不明になったうえ、去年7月にはウクライナ東部で旅客機が撃墜されたことなどから経営が悪化し、筆頭株主であるマレーシア国営の投資会社の下で再建を図ろうとしています。
再建策に沿って、去年末までに国営の投資会社がマレーシア航空のすべての株式を買い取る手続きが終わり、2日からマレーシア証券取引所での株式の上場は廃止されました。
これによって、マレーシア航空は実質的に国有化され、政府主導でことし7月までに新たな会社を立ち上げ、再建を進めることにしています。
国営の投資会社では、路線網の見直しを進めたり、従業員の3割に当たる6000人を削減したりして、大幅なコストの見直しを進めることにしていて、再来年末までに収支を黒字化させ、マレーシア証券取引所への再上場を目指すことにしています。