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エジプト 軍批判の外国メディア記者の再審決定
1月2日 1時02分

エジプトで軍に批判的な報道を続け、禁錮7年から10年の判決を受けた外国メディアの記者らについて、エジプトの裁判所は再審、裁判のやり直しを命じる決定を出し、国際社会の批判が強まるなか、今後の裁判の行方が注目されます。

エジプトでは、おととし起きた軍による事実上のクーデターを批判的に伝えた中東カタールの衛星テレビ局「アルジャジーラ」のオーストラリア人の記者ら3人が「テロ組織を支援した」などとして禁錮7年から10年の判決を受けています。
これについて、エジプトの裁判所は1日、判決に不服を申し立てた記者らの求めに応じて審議を行い、これまでの判決を取り消したうえで再審=裁判のやり直しを命じる決定を出しました。
判決を巡っては、表現の自由の侵害だとして国際的な批判が強まっていました。
エジプトのシシ大統領は当初、「司法機関は独立しており、誰もその判断に干渉すべきではない」などと反論していましたが、その後、恩赦を検討していることを明らかにするなど国際社会への配慮とも取れる姿勢を示していました。
再審の日程は今後、1か月以内に決まることになっていて、国際的な批判が強まるなかで、裁判所がどのような判断を行うのか今後の裁判の行方が注目されます。

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