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仏大統領 温室効果ガス削減へ合意に決意1月1日 8時14分
フランスのオランド大統領は、新年を迎えるにあたって国民向けにテレビ演説を行い、ことしの年末にパリで開かれる地球温暖化対策を話し合う国連の会議について、「成功へ向けて全力を尽くす」と述べて、温室効果ガスの削減に向けた新たな枠組みでの合意に力を入れる決意を示しました。
フランスのオランド大統領は31日、新年に向けたテレビ演説を行いました。
このなかでオランド大統領は、温室効果ガスの排出削減のため、2020年以降の新たな枠組みでの合意を目指す国連の会議が11月末からパリで開かれることに関連して、「すべての国が違いを乗り越えて最善の結果を得るための機会となるだろう」と述べて、会議の重要性を強調しました。
そのうえでオランド大統領は、「地球を守るための合意を得るため、フランスは世界をリードしなければならない。会議の成功のため、私は全力を尽くす」と述べ、議長国として、新たな枠組みでの合意に力を入れる決意を示しました。一方、オランド大統領は去年、フランスの失業率がおよそ10%と高止まりし、経済が低迷を続けたことについて、「2014年はフランスにとって厳しい年だった」と認めたうえで、すでに発表している規制緩和や法人税の減税などの経済の活性化策により、ことしは状況が改善することへの期待を示しました。