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プーチン大統領 経済苦境で団結呼びかけ
1月1日 7時34分

プーチン大統領 経済苦境で団結呼びかけ
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ロシアのプーチン大統領は、新年にあたっての国民向けの演説で、ウクライナ南部のクリミアの編入を正当化したうえで、欧米の制裁や主な輸出品の原油価格の下落で厳しい経済状況に直面するなか、団結して乗り越えようと呼びかけました。

ロシアのプーチン大統領は31日深夜、新年にあたって恒例の国民向けのテレビ演説を行いました。このなかで、プーチン大統領は「祖国への愛は最も力強い感情だ。この感情は、クリミアでロシアへの編入を望む意思が示されたとき、クリミア住民への支援という形で表現された」と述べました。
そのうえで、「これは最も重要な出来事として、祖国の歴史に永遠に刻まれるだろう」と述べ、ロシアによるクリミアの一方的な編入を正当化し、ウクライナへの返還の意思がないことを改めて強調しました。
さらに、「新しい年は、われわれが団結して解決しなくてはならない課題が山積している。われわれ自身と子どもたち、そしてロシアのために、すべてのことを実行しなければらない」と述べました。ロシアでは、ウクライナ情勢を巡る欧米の制裁に加えて、主な輸出品の原油価格の下落で通貨ルーブルが急落するなど、厳しい経済状況に直面しており、プーチン大統領としては、これを乗り越えるため国民に対し、団結を呼びかけたものとみられます。

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