米 過激派組織の情報部門責任者死亡確認

1月1日 7時25分

アメリカ国防総省は、アフリカ東部のソマリアで、イスラム過激派組織「アッシャバーブ」の指導者を狙った攻撃で、情報部門の責任者が死亡したことを確認し、過激派組織に打撃を与えたとして、その成果を強調しています。

アメリカ軍は先月２９日、ソマリアの首都、モガディシオの西およそ３００キロの町の周辺で、「アッシャバーブ」の指導者の１人が乗った車を狙って、無人機からミサイル数発を発射しました。
これについて、アメリカ国防総省は３１日に声明を発表し、「アッシャバーブ」の情報治安部門の責任者が死亡したことを確認したとしています。
国防総省は、この責任者の動向に関する有力な情報が得られたため攻撃したとして、「アッシャバーブ」の組織に打撃を与えたと、その成果を強調しています。
ソマリアを拠点に、主にアフリカでテロ活動を行ってきた「アッシャバーブ」に対し、アメリカ政府は、主な指導者の所在に関する有力な情報には多額の懸賞金を用意するとともに、去年９月には特殊部隊の攻撃で当時の指導者を殺害するなど、組織の弱体化を目指し、作戦を続けています。