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習主席 新年祝辞で抗日戦争などに言及
1月1日 5時00分

習主席 新年祝辞で抗日戦争などに言及
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中国の習近平国家主席は新年の祝辞のなかで、去年の成果の1つとして、抗日戦争勝利記念日や「南京事件」の追悼日を制定したことを挙げ、戦後70年の節目となることし、抗日戦争の歴史を、共産党支配の正統性のアピールや日本に対するけん制に利用しようという意図をうかがわせました。

中国の習近平国家主席は12月31日夜、国営のテレビとラジオで新年の祝辞を述べ、このなかで9月3日を抗日戦争勝利記念日に、また、12月13日を「南京事件」の追悼日に、それぞれ法に基づいて制定したことを去年の成果に含めました。
そして、「国家、民族、平和のために尊い命を差し出した人々の犠牲と貢献を、われわれはたとえ時代がどう変化しようと、永遠に深く心に刻まなければならない」と述べました。
習主席は去年11月に安倍総理大臣との首脳会談に応じ、日中関係改善に向けた動きも出ていますが、新年の祝辞では、戦後70年の節目となることし、抗日戦争の歴史を共産党支配の正統性のアピールと日本に対するけん制に利用しようという意図をうかがわせました。このほか習主席は、「党を厳格に管理する方針を引き続き全面的に推し進める。中国共産党が指導する社会主義国家においては、腐敗分子は1人1人見つけしだい調べて処罰しなければならない」と述べ、厳しい腐敗の取り締まりをことしも続けることを宣言しました。

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