前回のTOEICの点数を踏まえプレ多読を開始しました。
プレ多読と言うのは英語上達完全マップの中で一般的な多読の前段階、要は語彙制限のある書籍をとにかく数をこなして読むことです。
自分はとにかく活字好きなこともありプレ多読を開始したくて仕方なかったのですが半年ほど我慢しようやくレベル的に大丈夫というTOEICスコアが出たため開始に至った…までが前回までのストーリー。まあどうでもいいですな。
で、プレ多読自体の感想も書こうと思ったのですがまずは「2013年の教材で」というブログタイトルに偽らない形でKindleについて。
例によって長くなったのでKindle紹介のエントリとします。
名前を知らない人はあんまり居ないでしょうが電子書籍端末です。
かなり好き嫌いが別れる分野ではあるのですが、電子書籍嫌いの人にも出来れば最後まで読んで判断してもらいたいですね。
なぜKindleかというと実はプレ多読は最近までちょっとハードルが高いものでした。
そこで提案したいのがKindleでの多読です。特にPaperwhite。
バカにならないプレ多読代金
久しぶりに英語上達完全マップを10ヶ月でやってみたを見てみましょう。プレ多読で44冊読んでおられます。
本家マップでも月に数冊と書かれてますので桁違いに多いわけではありません。
で、注目して欲しいのが下にある「費用」の項。
もちろんネイティブとのレッスンが高いのは当たり前ですね。教材代というわけではないので別枠でしょう。
で、純粋に教材代という枠で見ると飛び抜けて高いのがプレ多読なわけです。
なんと35,200円。あれだけ多数の教材をこなした瞬間英作文の倍以上です。
体験記を読んでると意外とこの金額に嫌気が差してプレ多読を断念してる方も居るほど。確かに薄さを考えると割高感は否めない。
このへんは仕方ないと言う他ありません。別に出版社がぼったくってるわけではない。
そもそも洋書など売れないジャンルなのにその上読者を絞る語彙制限本です。
ある一定の学力の人しか読まない本ですからそれほど版数が出ない。そりゃ高くなりますよね。
で、Kindleの話に戻しますが紙の書籍より断然安いです。
まず紙の書籍がだいたい800円程度なところだいたい40%ぐらいオフになり500円を切る値段で買えます。
既に読んだ本で言えばこれとか。紙の本も値引きされてるけど。
これは大きい。やってみたの人と同じ程度、44冊読んだとするとだいたい14,000円ぐらい節約できますね。
もちろん10ヶ月間だけの読書量です。森沢さんが言っている通り多読に終わりはありません。
44冊読んで終了。その後書籍は一切読まないなどあり得ませんからこの差はどんどん広がります。
Kindleの本体代を回収するのなど簡単な話です。英語以外の本だって買うだろうしね。
手に入りにくい洋書・語彙制限本
あと意外と知られてませんが洋書や語彙制限本は手に入りにくいものです。
本屋さんを応援したい!などと言ってもちゃんと選べる量の洋書、特に語彙制限本を置いている本屋など都内の大型書店などごくごく一部に過ぎません。
また日本の書籍は町の小さな本屋さんで注文すると時間はかかりますが取り寄せが可能です。
ただ洋書に関してはこの限りではありません。
日本の出版社が出している対訳本などは可能ですが海外の出版社が出しているペーパーバックに関してはほぼ絶望的。
取次不可能と言われ入手出来ないでしょう。時間もかかる・立ち読み(試し読み)も出来ない・そして高い。
私も本屋は好きなので応援はしたいのですがプレ多読に関しては素直にAmazonの力を借りるのが賢明だと思います。
また通販サイトには他に楽天ブックスやヤフーショッピングなどもありますが在庫豊富とは言えません。
ここらへんが外資系の強みってとこですかね。
ですので「電子書籍だけはどうしても嫌だ。紙がいい」という人でも近くに大型書店がある人以外はAmazonで買うことをオススメします。
森沢さんも言ってるようにプレ多読は量をこなすし合わなければすぐに読むの止めて次に行くぐらいの勢いが必要です。
で、Kindleを使うとざっと選んでワンクリックですぐにダウンロードされますので待ち時間がほぼゼロです。
どんだけ近所に大型書店があってもこの手軽さには勝てないでしょう。
英語学習用と考えれば絶対に紙の本より上
ここらへんはまたきのこたけのこ戦争みたいに電子書籍 vs 紙の書籍というお話になるとどちらも信者化して一切譲らず宗教論争になりがちです。
でも紙の手触りやインクの匂いが好きなんだって言う紙の書籍好きの人に電子書籍のポータブル性などを言っても論点が噛み合ってないから意味が無い。別にそれはそれでいい。
だって好き嫌いだし好きな方を選べばいいと思う。気持ちもわかる。
語彙制限本はあくまで学習用テキスト
私自身はコンテンツが重要で紙にこだわりはあまり無い方です。
でもこだわりはゼロではない。特に好きな作家や漫画家の本は紙で買ったりする。
ただこの語彙制限本というのはそういうこだわりは一切ない部類の本です。だって語彙制限本ですよ?
たぶん一回読んでその後読み返すということは無いだろうと思う。本棚に並べておきたいとも思わない。
ただでさえ英語の学習を始めてから本棚の収納に頭を悩ましているのに月に数冊の語彙制限本など正直困る。
ブックオフに持って行っても語彙制限本なんてタダで引き取ってもらえればいいほう。
なので語彙制限本に関して言えば電子書籍がオススメです。本当に紙じゃないと発狂しそうなぐらい嫌だとかでない限り。
語彙制限本ってのはつまるところ文学だとかそういう類のものではなく学習用テキストの一部ですから。
英語学習にはかなり便利な無料辞書
また機能として大きいのが標準で入っている英和辞典の存在です。
Kindleにはプログレッシブ英和中辞典が無料で付いてきます。
わからない単語に関してもそれほど潔癖になる必要はありません。話のキーになる単語以外は極力辞書を引かず、前後関係で推測するか、飛ばしてしまっても構いません。
http://homepage3.nifty.com/mutuno/05_training/05_training05.html
と森沢さんが言っている通りプレ多読でそれほど辞書は使いません。
ただ語彙制限本といえどもやはりキーとなる単語は辞書をひくものです。
刑事ものだったりするとHandcuffsとかはレベルが低い語彙制限本でも出てきます。知りませんよね。手錠って意味なんですけど。
あとすごい発音が気になる単語とかね。凄く変な綴りだったりすると発音記号が見たくなる。
で、この辞書がないとなんか読む気にならないと言うのが非常に曲者で多読へのモチベーションを下げます。
ベットで寝っ転がり読みたいのに辞書なんてベットに持って行きたくない。
そんなときにタッチすればポップアップで意味や発音記号が出てくるKindle辞書はホントに便利です。
コピペの必要すらない。タップすれば勝手に出てきます。超便利。
スピーディーに流れに乗って英文を読むというプレ多読で一番大事な点への影響を最低限にしてくれます。
使ってるイメージはトップの写真をどうぞ。
なぜPaperwhiteなのか
よく誤解されがちなのですがKindleは別に専用端末でなくても読めます。
iPadやiPad mini、Nexus7をはじめとするAndroid端末、iPhoneでだって読めます。
こういうアプリが無料で提供されているので買った本はどの端末でも読めます。
Kindle端末で読んでいてその後iPadアプリを開くと電波・WiFiが入っている限り勝手に同期され読んでたページにジャンプできます。
なので別にiPhone持ってる人ならPaperwhite買う必要もなく語彙制限本を読めるっちゃ読めます。
ただiPhoneで多読は厳しいというのが私の感想です。もちろん文字の大きさなどを変えられるのですがやはり画面が小さすぎる。
疲れず読める程度に文字を大きくすると一画面に表示できる文章が少なくなりすぎページめくりばかり発生します。
やはり最低6インチは欲しいところでしょう。
じゃあiPad、iPad mini、Nexus7ならいいじゃないかというのもあります。たぶんいいです。
でもオススメはやはりPaperwhiteです。私もNexus7を持ってますがプレ多読にはPaperwhiteをメインで使っています。
なぜか。やはり集中できる、軽い、電池の心配がないってことだと思います。
まずiPadなどの汎用タブレットを使ってる人はわかると思いますがブラウザは当然入ってますよね。
で、知らない単語や文法みるとさっとネットで調べられるというのは確かに非常に良い点なのですが諸刃の剣でもあります。
そこでブラウザを開いたときにさっきまで読んでいた面白いページだったりとか目がいきかねません。
あと最近のiPadやAndroidだと通知がガンガン来ますね。新着メールとかメッセンジャー、その他ニュースなどいろんなアプリから。
そういうのたびに多読が中断されるのはね。
メール見終わってデスクトップ表示したらゲームアプリが目に入ってちょっとタップして早数時間…実際にあった恐ろしい話です。
これがKindle Paperwhiteだとまったくありません。一応ブラウザ機能はありますが基本は使いません。モノクロだし。
本を読むことだけのための端末ですので集中できる。意外と大きいメリットです。
そしてNexusやiPad mini以上に軽い。もう文庫本と変わりません。ちょっとしたハードカバーの本のほうが重い。
また充電も恐ろしく持ちます。最後に充電したのって先月のいつだっけ?とかそういうレベル。
あと電子書籍嫌いの人に声を大にしていいたいのが本当に目が疲れないです。
iPhoneやNexusなどは長時間触ってるとあの明るさから目や肩、腰に疲れが来ますがそういうのはPaperwhiteだとまったく感じません。
これはE Inkという液晶画面とまったく違う技術なので体感してもらうしかないですね。
まとめ
えーとこのブログは英語学習が目的でガジェット解説が主ではないのでここらへんにしましょう。
要は2013年に語彙制限本で多読をするならKindleを使わない手はないよってことです。
安い・手軽・便利・場所を取らない・電池が持つ・何冊でも持ち歩けるなどなどメリットは山のように有る。
しかも今後英語の書籍を大量に読むのならなおさらKindleは買っておいて損はないと思います。
もちろん日本の本もどんどん増えてるし英語以外の用途にも使えます。
iPadやNexusを既に持っている人でも経済的に余裕があればPaperwhiteオススメですよ。
まあそこまでするかは置いといてタブレットもPaperwhiteも持っていないって人はぜひ。
今Paperwhiteを買うと1980円分のKindleの書籍クーポンも付いてきますからね。
発売されたばかりと時期もいいですしぜひPaperwhiteで安価にプレ多読をしましょう。
最新機種というとiPad Airみたいに上位機種は8万円とか想像するかもしれませんが大丈夫です。1万円もしません。クーポン考えると8000円程度。これで辞書もついて日本語の本も読めるとなればお安いものでしょう。3G回線付きなんてなくていいですからね。
なんかAmazonの回し者の用になってしまいましたがまあ仕方ない。
次回はプレ多読の実際の体験記を書きます。
3 Responses to “これからプレ多読を始めるなら安価で便利なKindleを”