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トイレ使えない! 暴走族対策SA閉鎖で苦情
1月5日 23時04分

トイレ使えない! 暴走族対策SA閉鎖で苦情

年始のUターンラッシュが続いていた3日夜から4日未明にかけて、三重県内の高速道路では、警察が一部のサービスエリアやパーキングエリアを閉鎖する措置を取りました。警察は暴走族が集まり周りの迷惑になるのを防ぐためだったとしていますが、事前の告知はなく、トイレが使えないなどの苦情が相次いだということです。

三重県警察本部によりますと、閉鎖されたのは、東名阪自動車道の上りの御在所サービスエリアや伊勢湾岸自動車道の湾岸長島パーキングエリアなど合わせて5か所です。
この地域には、例年、正月に暴走族が集まることから、ことしは三重県警が中日本高速道路に協力を求め、周りの迷惑になるのを防ぐための措置として3日午後7時から4日午前2時までの7時間にわたって5か所の施設を全面的に閉鎖したということです。閉鎖を決めたのは当日で、事前の告知はなかったということです。
また、この時間帯は年始のUターンラッシュが続いていたため、トイレが使えないなどの苦情が警察に相次いだということです。三重県警察本部高速道路交通警察隊の北井秀也副隊長は「ドライバーへの情報提供のしかたに問題がなかったかなど、今後、検討したい」と話しています。

中日本高速にも苦情相次ぐ

サービスエリアなどを管理する中日本高速道路によりますと、閉鎖に関する苦情などがこれまでに合わせておよそ130件あったということです。中日本高速道路は「閉鎖は警察からの依頼を受けて行ったが、ドライバーへの事前の周知など、広報の在り方については、今後、警察と話し合いたい」としています。

ドライバーから不満の声

サービスエリアなどが閉鎖されたことについて、三重県四日市市にある東名阪自動車道上りの御在所サービスエリアではドライバーから不満の声も聞かれました。
帰省先の奈良県から東京に戻る途中の30代の男性は「長時間運転するなかで、サービスエリアで休憩したりトイレを利用したりできないのは非常に困ります」と話していました。観光で訪れた奈良県から神奈川県に戻る途中の30代の女性は「おとといの夜にこの付近の下り線を走行中、大きな音をたてて走る暴走族がいて、とても怖かったです。閉鎖するという選択肢もあると思いますが、警察官がサービスエリアの前で警戒するなど、別の対応もできたのではないでしょうか」と話していました。

ツイッターにも書き込み

三重県内の高速道路の一部のサービスエリアやパーキングエリアが閉鎖されたことについてインターネットのツイッターにも書き込みが相次ぎました。
ツイッターには「ガソリン無いんです。休憩できんしご飯も食べれんしトイレすらいけんし」とか「ようやく渋滞抜けてきたのにちっとも休めない」などといった苦情が書き込まれていました。また、「サービスエリア閉鎖中なんで?」とか「安全対策のためと言っているがそれ以外はまったく情報がない」などと突然の閉鎖に戸惑う人の声も書き込まれていました。

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