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06 Dec 2014 07:12

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DIY道楽/テツの育児論
〜天才と大物の育てかた〜

やったぜサトシ! リーダーへの第一歩


こういう出来事がありました。
すべて事実です。

これは、子供を持つ親御さんだけでなく、
子供と接する先生の皆さん、
いわゆる学習障害(LD)と診断されかねない子供の親御さん、およびその子と接する皆様。
そして ・・・ 

これから子育てをする方にも読んでいただきたいと思い、ひとつのエピソードとして書き残すことにします。

イジメ未満いたずら以上? サトシの場合


我が家の次男、「サトシ」の教科書への落書きの発見が全ての発端でした。

学校で使う、国語の教科書の随所に書かれた、グシャグシャと書いただけの落書き。最初は息子の仕業かと思い、ちょいと問いただしてみると ・・・

「お友達が書いたの」 ・・・と、言う。



目を見れば、それが嘘ではないことは分かった。友達 ・・・ つまりは、クラスメートのだれかが落書きをした? 教科書に?

また、こんなこともありました。

「なんど嫌だって言っても、変な名前で呼ぶお友達がいるの。」
「サッカーをやりたくても、仲間外れにするお友達がいるの」

・・・ 最初に聞いたときは、クラッとくるものを感じました。

・・・ イジメ? 
・・・ まさか。
でも ・・・

悩みつつも、サトシにはひとまず対応(リンク)したものの、問題が解決したわけでもなく、悶々としておりました。

クラスの問題児 カミさんの場合


話は変わって、カミさんの話。

実は、カミさんはボランティアで、小学校の英語教育の補佐&半教師として、関わっております。

そして、手がけるクラスには、次男・サトシのいるクラスもありました。

そして、そのクラス。全体的には、元気いっぱいのクラスなのですが ・・・ いたのですよ、1名だけカミさんにとっての問題児が・・・。

話は聞かない。
興味も関心もない。
それにとどまらず、語りかけても反応しないし、
授業中、ふらふらと歩きだして、自由奔放。


・・・いわゆる、学習障害(LD)と診断されるような子供なんだそうな。

この子に関しても、カミさんはどうしたものかと、頭を悩ましていたそうです。

その子、『ジョン君』(仮)


どちらの問題も先送りになっていたある日、驚きの事実が発覚しました。

サトシにちょっかいを出していた子。
カミさんの授業で問題行動を起こしていた子。


実は、その子は同一人物!! だったのです。

差し障りの無い名前として、「ジョン君」(仮名)としておきましょうか。

その、ジョン君 ・・・。
困りましたね。
会ったことはないですが、二人の話を聞く限り、担任の先生すら手を焼く子の様子。

さて、どうしたものか。

当然、自分の子供が嫌がらせを受けているのは事実なわけで、親としては、正直腹が立ちます。そりゃそうですよ。親ですから。

だけどね。

"違和感" ・・・が、 ある、 の、ですよ。

・・・ それは何か?

落書きを見ていて思ったのですが、鉛筆なんです。
しかも、筆圧が弱い。
まるで、消すのを前提にしているようなのです。

ついでに言うと、場所も散漫で、場所が特定されてない。


もっと不思議なのが、授業でやっている箇所、なんです。つまりは、一番目につくところですね。まだやってない、まっさらな所には、書いてないのです。

・・・なんだ?

悪意が、感じられないのは何故だろう。

本気でイジメたり、嫌がらせをやるのであれば、落書きは、消せないボールペン、もしくはマジックで、文字が見えないようにするのが常套でしょう。

なんか腑に落ちない。
憎みきれない。
そんなこんなで、更に悶々としておりました。

ジョン君との接触 そして氷解する疑問


そんな「ジョン君」と、接触するチャンスが思わぬ所でやってきました。

それは、地元の「もちつき大会」。集まった子供の中に、そのジョン君がいたのですよ!!

つきたての餅と、豚汁を頂きつつ、そのジョン君をつぶさに観察しておりました。その一挙一動を。

うん、確かに、癖がある。
ゲームには参加しない。
そして、1カ所にはとどまらない。
ブランコにいたと思ったら、無意味に走り回って、かと思ったら、あいたテーブルに近づいてみたり、かと思ったら、豚汁をよそっていたりする。

・・・ん? 豚汁をよそう??

見ていると、一見遊んでいるんです。適当に動いているようにも見えるんです。イタズラもするのですが、その一方で、テーブルを拭いたり、食器を片づけたり、火の番をしてみたり、薪を運んだり。

なんだ、熱心に手伝っているじゃん。
すっごい、集中力じゃん。


一カ所に留まらないから、まじめに見えないだけ。
友達と遊ばないから、協調性がないように映るだけ。

はは〜ん、などほどね〜〜〜。

全部が繋がりましたよ。
なるほどね。
全部の行動が、理解できました。
この子は、問題児でもなければ、ましてや学習障害でもなんでもない。
一つ問題があるとすれば ・・・ なに、ささいなことです。

おそらくは ・・・ 2〜3歳くらいの頃、親御さんが忙しかったのではなかろうか、と。

単なる仮説ですけどね。
ただ、話し口調や、その態度から推測するに、子供の精神的成長の要素で、3歳くらいの、まだ親が自分の「世界」だった頃、親からの関心を、求めるだけ得られてなかったが故に、その成長が止まっている。 ・・・ そう、感じたのです。

通常ならば、言葉も覚えて、いろいろなことができるようになって、イタズラもする一方で、いろいろなお手伝いもできるようになってくるのが2〜3歳の頃。

この頃に、親がしっかりと関心を示してくれると満足できれば、子供は、その一挙一動の「善悪」を覚えて、同時に、「安心感」を心に刻みつけて、やがては、その「安心感・安全基地(セキュアベース)」を内部に持ったまま、そとの世界に飛び出すことができるのです。

まぁ、いわば、内蔵バッテリーみたいなもんですな。

そして、このジョン君には ・・・ その、内蔵バッテリーが ・・・ 足りないのです。

だから、常に、だれかに興味を示してもらって、関心を持ってもらえないと、安心して何かに集中することができないのですよ。

なるほど。 全部繋がったぞ!


さて、どうする? → サトシの出番だ


話は変わりますが、サトシの話をひとつ。

この子は、リーダーとしての資質を秘めています。ていうか、すでにリーダーとしての要素が揃ってます。

ひとつは、"自分"よりも、"周り"の状況を見ている。
ひとつは、他人の意見と、自分の意見を区別できる。
ひとつは、自分のコンディションよりも、全体のムードを優先して、ムードメイクできる。
ひとつは、視野が広い。
ひちつは、ひとつの価値観に縛られない。

てことで、親ばかモード全開!ってことで、この子を常にリーダーとして扱っているのです。

サトシ。
おまえの出番だ!!




ジョン君の力になってやれるのは、おまえをおいて、他にいるもんかっ!!

てことで、その日の夜、サトシを呼び寄せて、正座をさせました。

「 サトシ、いいか。明日、学校に行ったらまず、ジョン君の所に行け。

そして、こう言うんだ。

『ジョン君、僕と友達になろう!』 ・・・ってな♪」

そして、こうも付け加えました。

「 もし、ジョン君が嫌がったり、恥ずかしがったとしても、関係ない。

『今日から僕は、君の友達だ。大切な友達なんだ!』

って、言ってあげよう。そして、本当に心からの友だちになるんだ。 ・・・いいな!?」

・・・

はい。父親としてのワタシの仕事は、ここまでです。

あとは、息子を信じて、待つ のみ。

やったぜ! リーダー・サトシの第一歩!


・・・

さて、翌日、どうなったと思いますか?

結果を聞いて、びっくりしました。

サトシは、約束をきちんと守って、一番最初に言ったそうです。

そして ・・・ その、ジョン君はというと ・・・

こう、言ったそうです。

「 ずっとずっと、友だちでいようねっっ!!」

どうですか!!!!!!
ヾ(゜∀゜ゞ)


そして、本当に、それから激変したそうです。
サッカーの時も最初に「一緒にやろう」と言うそうです。

そして、もっと驚くことがひとつ。

カミさんが学校に行くと、まっさきに見つけて、こう言ったそうですよ。

「あ、サトシ君のママ! こんにちはっ!!」

授業中も、まるで人が変わったように、キラキラした目で、熱心に英語を学ぶようになったそうです。

・・・ なんてこった。

そういうことだったとは ・・・。

予想以上。まさか、そこまでとは・・・。

これを読んでいる、子を持つ親御さんたち。
子供と接する、先生がた。
そして ・・・ 学習障害という烙印を押されてしまった、子供をもつ親御さんへ。

子供というのは、環境の鏡です。
悪い子は、いません。
全ての行動には、かならず原因があります。
そして ・・・ 子供のうちならば、まだまだ、手をさしのべることができるはずです。

一方的に押さえ込まないでください。
大人の価値観を押しつけないでください。
決めつけないでください。

そしてなにより ・・・ 逃げないでください。
向き合ってあげてください。

小さな胸に秘めている、その「何か」を、見つけてあげてください。

今回の一件は ・・・ 正直、ワタシ自身にも、初めてで、手探りで、イチかバチかで、博打でした。なにひとつ、意図して行動したものではありません。

全ては ・・・
サトシの度胸、度量、勇気。
そして、ジョン君の、純粋な素直さ。
子供たちのまっすぐな心に助けられたものです。

ワタシは、事実を受け止め、推理・仮定をして、ちょっとだけ手助けをしたに過ぎません。

だからこそ、こうして、多くの方に伝えようと思い立ちました。

・・・ すんげぇ長い文章になっちまいましたが
(;´∀`)  スンマセン

ジョン君、その素直さ、忘れないで大人になってくれ!
おっちゃんは感動したぞ。

そして ・・・ サトシへ。



父ちゃんは、おまえの勇気を、本当に心から誇りに思います。感動をありがとう。父ちゃんも、あまりに沢山のことを学ばせてもらいました。

ありがとう。

このひとつのエピソードが、誰かの役に立ちますように ・・・ ミスタードーナツにて(笑)





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