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 幻の魚と言われるリュウグウノツカイが昨年暮れ、新潟市西蒲区越前浜の海岸に打ち上げられた。県内で過去見つかった中では最大級といい、市水族館「マリンピア日本海」(同市中央区西船見町)で4日まで展示されている。

 マリンピア日本海展示課の野村卓之さん(50)によると、リュウグウノツカイは外洋性の深海魚。今回見つかったものは全長約3メートル84センチで、県内で記録が残る約20例の中でも最大級という。昨年12月28日、越前浜の海岸を歩いていた人が、頭部が欠けた状態で漂着したのを見つけた。

 同市南区の小学3年、細河琉衣さん(9)は小1の妹、美悠さん(7)と一緒に見学して「少し怖い」。母の麻里子さん(31)は「年明けから珍しいものを見られて、今年は良いことがありそうです」と話していた。