- ご挨拶 - |
日本PCA教育振興会は、親と市民がともに手を携えて日本の将来を担う子どもたちの教育を考えようと平成12(2000)年に発足しました。その活動の一環として毎年開催している「大人の教育シンポジウム」は第5回を迎え、テーマは「食育と子育てについて考える」を取り上げました。開催地・宮崎県の東国原英夫知事は、宮崎県産品を手に全国を飛び歩いておられますが、学校教育のカリキュラムにも食育を取り入れるなどこの問題には熱心に取り組んでいると聞いております。
このシンポジウムが実りのあるものになるよう、全力をあげて取り組んでいきたいと考えています。皆さまのご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
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日本PCA教育振興会
会 長 鈴 木 仁 |
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- 登壇者プロフィール - |
基調講演講師 シンポジスト 竹下和男氏 |
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香川県にて1949年生まれ
香川大学教育学部 中等課程(歴史)・香川県内の小学校 9年
香川県内の中学校10年・香川県教育委員会 9年
現在、香川県綾川町立綾上中学校 校長 |
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コーディネーター 寺脇 研氏 |
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京都造形芸術大学教授 元文部科学省大臣官房審議官
1975年文部省入省 職業教育課長、広島県教育長、生涯学習振興課長、政策課長、文化庁
文化部長などを歴任し、2006年に辞職。現在、NPO教育支援チーフ・コーディネーター、
映画評論家「動き始めた教育改革」「21世紀の学校の学校はこうなる!」等、著書多数 |
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パネラー 濱田 倫紀氏 |
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1945年生まれ
元宮崎県教育委員会社会教育主事・元綾町立綾中学校 校長
現在、(有)わくわくファーム代表取締役社長
NPO法人:スローフード・ジャパン副会長 |
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パネラー 百野 文氏 |
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宮崎市出身 県立宮崎大宮高校、桜美林大学国際学部卒業
NHK宮崎放送局アナウンス部所属
担当:「いっちゃがTV」 |
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パネラー 高橋 陽子氏 |
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1993年テレビ大分入社「TOSスーパーニュース」担当
2003年退社
現在、食・農・暮らし・まちづくりなどを主なテーマに取材、執筆
上記関連のシンポジウムのコーディネート、司会、アドバイザーなど多方面で活動中 |
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- 実行委員長ご挨拶 - |
第5回「大人の教育シンポジウム開催にあたり」 |
宮崎県PCA教育振興会
実行委員長 阿多 祥一 |
今年も例年と変わりなく、若葉と共にツバメが飛来してきました。
いつもの場所で巣作りを始め、卵を温め、雛を育て巣立っていった。
ごくありふれた自然の風景のように思えるが、ツバメも次の世代へ生命をつないでいる。
「生きる」ということは食べることであり、命の源である。生きるものに与えられた「命のリレー」と「生きることの大切さ」を教えていくのが親の役目である。
しかし、最近は異常ともいえる出来事があまりにも多発し、人の「命」の尊さが失われつつある。また、生きるための糧である食の安全性と安定した供給が揺らいでいるともいえます。
「食して生きる」ことと「教育」は子育ての車の両輪であり、切り離すことは出来ないものです。
さて、今、私たちのまわりで「朝ごはん」を食べて登校する子どもは何人いるのだろうか。
今回、第5回のシンポジウムを開催するにあたり、「食育」に着目し、食の大切さと子どもの教育について、今、私たちに課せられた使命を皆で討論し、考えたいと思っております。
基調講演には「弁当」に関する著書を多く出版されている竹下和男先生、パネリストとしてそれぞれ食に関しての第一人者をお招きし、シンポジウムを開催いたします。活発な意見が交換されるものと期待しております。
今回、都城市で開催するにあたり、都城市教育委員会をはじめ、多くの団体のご後援・ご支援をいただきました。心より感謝申しあげます。
これを機に「大人の役割」を再認識し、食事の大切さと生きることの厳しさを会場の皆様と共に考え、食事を通じて家族の絆が深まることを期待しております。
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