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原発事故で避難区域の3小学校が合同始業式1月5日 16時40分
原発事故で村が避難区域となり、今も仮の校舎で授業を続けている福島県飯舘村の小学校と中学校が5日、一足早く3学期を迎えました。
福島県飯舘村の小学校3校は避難先の川俣町で、中学校1校は福島市の仮の校舎で、それぞれ授業を続けています。
福島県内の公立の多くの小中学校は今月8日から3学期が始まりますが、去年台風で休校した分の遅れを取り戻すため、5日、一足早く始業式を迎えました。
このうち、川俣町では飯舘村の3つの小学校が合同で始業式を行いました。
式では3つの小学校の校長を兼任する和田節子校長が、フィギュアスケートの羽生結弦選手や史上最年少でノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさんの活躍などを紹介したうえで、「大きな目標に向かって努力する子どもになってください」と呼びかけました。
このあと児童の代表が新年の抱負を発表し、3年生の佐藤姫愛さんは、「縄跳びを100回跳んだり、家の手伝いにしっかり取り組んだりしたい」と述べました。
式のあと教室に戻った子どもたちは早速、新学期の新しい係を決め、心機一転、3学期をスタートさせました。