また、寿司(すし)が世界的なブームとなり、ラーメンも米国ですでに火が付いているように、日本食も世界で親しまれている。また、タレントのきゃりーぱみゅぱみゅやサンリオのキャラクター「ハローキティ」が海外に多くのファンを持つように、「カワイイ」という感覚も日本オリジナルの文化だ。
日本の文化を通じて日本に親近感を持ち、親日家になる外国人も少なくないであろう。魅力的な文化はその国のソフトパワーとも言い換えることができる。
中国の大手検索サイト・百度の掲示板にこのほど、「なぜ日本文化は世界に影響をあたえることができるのだろうか」と羨望の声とも取れるようなスレッドが立てられた。スレッドを立てた中国人ユーザーは、「日本文化に比べ、外国人から見た中国文化と言えば中華料理や、春節といった伝統的な文化くらい」と述べ、「外国で認められ、世界中にファンがいる日本文化が羨ましい」と吐露している。
同スレッドには「黒澤明監督は欧米の映画監督に影響を与えた人物」、「J-POPも大きな影響を与えたコンテンツ」といった意見があったほか、テレビゲームの存在を挙げるユーザーも。今やテレビゲームやスマホゲームは世界中で親しまれているが、ゲーム産業の規模がこれほど拡大した背景には、任天堂やソニーといった日本のゲーム機メーカーの存在があることは否定できないであろう。
また、中国文化の影響力が日本文化に劣るとの意見については、「中国の古代文化は世界に影響を与えていたが、今のわが国は建国65年の国だからな。古き良きものはすべて徹底的に破壊されてしまった」と、中国共産党による文化大革命を暗に批判するような意見もあった。(編集担当:畠山栄)(イメージ写真提供:(C) Lucian Milasan/123RF.COM)
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【参考・情報源など 】
http://tieba.baidu.com/p/3461636444