【ソウル聯合ニュース】ソウル市は5日、同市松坡区に臨時オープンした複合施設「第2ロッテワールド」で事故が相次いでいることについて、安全管理を強化しないまま事故が再発すれば承認の取り消しなど、強い姿勢で対応していく方針を示した。
市は第2ロッテワールドでひび割れや水漏れが相次いで見つかり、市民の間で安全性を懸念する声が高まっていることについて、安全に対する事前管理がずさんで事故発生後の対応も不十分なためと指摘した。
その上で、施設を運営するロッテグループが強化すべき安全管理システムは迅速性、透明性、専門性の確保だと強調した。
市はロッテに対し、専門家を招いたり装備を取り入れたりするなど、外部機関と協力していくべきだと提案した。
同施設は昨年10月の臨時オープン後、水族館での水漏れや映画館での振動、工事関係者の転落死など大小さまざまな事故が相次いでいる。
市はロッテ側が安全管理・対応システムをきちんと整備しない状態で事故が再発した場合、施設全体に対する使用制限や禁止、臨時営業承認の取り消しなど、これまでよりも強い制裁措置を取ると発表した。
これに対しロッテ側は、市民の不安を解消するため毎月説明会を開催し、専門家らが参加する安全点検結果や超高層建築技術に関する説明会を開くとする対応策をまとめた。
第2ロッテワールドは昨年10月14日に商業施設がオープンし、2016年末には大規模テーマパークとして韓国で最も高い123階建て(555メートル)の超高層ビルが完工する予定。