打ち初め式:刀匠ら伝統の技披露 岐阜・関
毎日新聞 2015年01月03日 16時00分
刃物の産地で知られる岐阜県関市の関鍛冶伝承館で2日、新春恒例の「古式日本刀鍛錬打ち初め式」が開かれた。刀匠らが古式にのっとり伝統の技を披露し、雪が舞う寒空の下に集まった約1000人の観客を魅了した。
黒い烏帽子(えぼし)に白装束姿の刀匠らは、今年の盛業と安全を祈願しておはらいを受けた後、熱されて真っ赤になった玉鋼を交互に大つちで打ち付けた。勢いよく火花が散ると、観客からは大きな歓声が上がった。
三重県から関市の祖父宅に帰省している小学3年、伊藤颯くん(9)は「火花が飛んですごかった」と目を輝かせた。祖父の丹羽治美さん(72)も「寒かったが、孫とのいい思い出になった」とほほ笑んだ。【野村阿悠子】