ボタン電池、誤飲で食道に穴開く恐れ【画像】
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ボタン電池、乳幼児の誤飲に注意 食道に穴開く恐れ
小型の電気製品やおもちゃに使われるボタン電池を乳幼児が誤ってのみ込む事故が相次いでいる。電池が外れやすい製品もあり、消費者庁や国民生活センターが注意を呼びかけている。
同センターによると、ボタン電池が体液に触れると電流が発生して化学反応が起き、体液はアルカリ性に変わる。アルカリ性はたんぱく質を溶かす性質があり、食道などに穴が開くおそれがある。鶏肉の上にボタン電池を置いた実験では、20分で電池の形の丸いくぼみができたという。
医療機関から消費者庁に報告された誤飲情報は、2010年12月~14年3月に51件あった。0歳が13件、1歳が25件、2歳と3歳が各6件で、乳幼児の誤飲が大半を占めている。
保管するか放置していた電池をのみ込んだケースが12件あった一方、製品に取り付けて使用していた電池をのみ込んだケースもある。製品別では、おもちゃが10件、タイマー・時計が8件、リモコンが3件などだった。
電池がとれやすい製品も多く、遊んでいるうちに誤飲するおそれもある。
同センターは、置き時計やキッチンタイマーなど7種類の29製品を30センチの高さからフローリングの床へ落とす実験をした。4製品はふたが開いて電池が飛び出した。また、ライトなど12製品は工具を使わなくても簡単に電池を取り出せるつくりだったという。
同センターは、「電池のふたをよく確認し、製品自体を子どもの手の届かないところに保管してほしい。万が一誤飲した際は、ただちに医師の診断を受けてほしい」と呼びかけている。(高橋健次郎)
国民生活センターがテストしたボタン電池を使用している製品。暮らしに身近なものが多い=国民生活センター提供
(朝日新聞デジタル 2015/01/04 15:37)