ハノイ=佐々木学
2015年1月5日07時52分
ベトナムの首都ハノイのノイバイ空港の新国際線ターミナルが日本の支援などで建設され、4日、完成式典があった。出席した太田昭宏国土交通相は「ベトナムの発展にとって画期的。日本との協力関係の象徴でもある」と祝った。
新ターミナルは地上4階、地下1階。年間1千万人以上が利用できる。ガラス張りの明るいデザインで、首都の玄関口の装いが一新された。既存ターミナルは国内線用として利用される。日本政府は円借款で593億円の支援をした。
空港とハノイ市中心部とを結ぶ連絡道(円借款181億円)と斜張橋「ニャッタン橋」(1500メートル、円借款542億円)も日本の支援で完成し、同日開通した。50分前後かかった都心部とのアクセスが10~20分短縮され、輸送効率の改善とハノイ北部の開発促進への貢献が期待されている。(ハノイ=佐々木学)
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朝日新聞国際報道部
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