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【ゴルフ】

松山、今年は米ツアー専念  国内シード権は辞退

2015年1月5日 紙面から

渡米を前に航空会社職員から花束を受け取る松山英樹=成田空港で

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 米男子ゴルフツアーを主戦場とする松山英樹(22)=レクサス=が4日、ことし初戦となる「現代自動車チャンピオンズ大会」(9〜12日・マウイ島)出場に向け、成田空港発の航空機で出発した。渡米前に記者会見した松山は、今季の国内ツアーのシード権を辞退したことを明かし、事実上米ツアーに専念する意向を示した。

 少し胸を張り、堂々と紡ぐ言葉には意欲がにじみ、自信があふれ出た。

 「メジャーで勝つことが一番の目標。まずはマスターズに照準を合わせてやっていく。優勝争いをしていかないといけない」。過去のメジャーでは2013年全英オープンの6位が最高の松山。渡米前に、今季こそ頂点に立つと意気込んだ。

 13−14年シーズンは初の米ツアー本格参戦ながら、メモリアル・トーナメントで初勝利を挙げ日本人4人目の米ツアー優勝を達成。総合ポイント上位で争うプレーオフへ進み、30位以内による最終戦のツアー選手権にも出場。11月の国内ツアー、ダンロップ・フェニックスを制するなど充実したシーズンを送った。

 メジャー制覇を掲げる若武者は昨季の課題に触れ、「ショートゲーム(距離の短いショットの打ち方)が足りない。練習時間を増やして、自分の良いフィーリングの打ち方を探していきたい」と語り、「自分に何が足りないのか。一試合一試合、課題を持ってやりながら、フィーリングが合ってくれば良い」と意欲的に語った。

 昨季は年間5試合の国内出場義務を果たせなかったため、JGTO(日本ゴルフツアー機構)に制裁金を納付。「日程的に出られる保証はない。(出場義務の)5試合を達成できる余裕はない」として、今季の日本ツアーへ選手登録はしなかった。主催者推薦などで国内ツアーに出場することは可能だが、事実上は米ツアーに専念となる。「自分の決めたことをやっていきたい気持ちが強い」。2015年はとことん突き進む。(松岡祐司)

 

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