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【大相撲】

逸ノ城が初稽古 羊年を飛躍イヤーに

2015年1月5日 紙面から

大関取りへ稽古を開始した逸ノ城。ヒツジ年は遊牧民の逸ノ城にとって縁起のいい年だ=埼玉県川口市の湊部屋で

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 大関昇進を新年の目標に掲げる逸ノ城(21)=湊=が4日、埼玉県川口市の湊部屋で初稽古をした。今年は羊(ひつじ)年だが、遊牧民の両親がモンゴルで合わせて400頭のヒツジとヤギを放牧している逸ノ城にとっても、今年のえととは縁がある。「ヒツジは縁起がいいものなんで」と話すモンゴルの怪物が、2015年をさらなる飛躍の年にする。

 逸ノ城イヤーの幕開けだ。新入幕の昨年秋場所は優勝争いを演じる13勝2敗。昭和以降1位となる幕下付け出しから所要5場所で関脇に昇進した翌九州場所は、8勝7敗で勝ち越し。勢いに乗る逸ノ城は、えとも味方につける。

 昨年は有馬記念でジェンティルドンナを本命に挙げて的中。遊牧民出身のすごみを見せたが、なじみがあるのは馬だけではない。モンゴルでヒツジとヤギを合わせて400頭放牧しているだけに、逸ノ城は「ヒツジは縁起がいいものなので。今年もいい年にしたい」と抱負を口にした。

 5日から鶴竜が出稽古に行く予定となっている時津風部屋へ出向く。大関昇進に向かって「横綱に胸を借りて、しっかり頑張っていきたい」と誓う。鶴竜はモンゴル出身の女性との結婚が決まったが、逸ノ城は「(予定は)ないです。今のところは相撲に集中していきたい」と嫁取りはまだ先のこと。

 年末年始は4日間の休みがあった。その間に早くも「(ヒツジを)食べました」という。「(先月25日の力士会で202キロあった体重は)そこからまだ量ってない。ヤバい気がします…」と苦笑いする一方、「餅は部屋で食べました。おせちも食べました」。その旺盛な食欲で相撲界も飲み込んでいく。(岸本隆) 

 

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