私は、感情的になったとき、突然絵を描いたり、漫画を描いたり、そしてブログを書いたりする。
今までそうしてきた。
けれども、このブログを読んできた人はもちろん知っていると思うけれど、私は去年の9月から働き出しました。
それからというものの、精神状態は極めて良好。薬も今は1種類しか飲んでないし、その薬もほぼ飲み忘れているから、ほとんど健常者。
私は健常者になった。もちろん、まだまだ抜けきれていない心の病は隠れている。完治という概念がない精神病を患っている以上、それは仕方のないことである。まあ、それは置いといて。
このブログを見ていてもおわかりだろうが、ブログの更新状態。ほぼ更新されなくなってきた。たまに、よくわからないネガティブな日記やつぶやきだけを残すようになった。
「ブロガー」と言えるようなブログの運営は全くしなくなった。
もうはてなブックマークでバズることもなくなった。2ちゃんにまとめられるほどの記事も書けなくなった。ホットエントリーに載ることもなくなった。
ただのオナニーとしてのブログの存在へと化した。
健康は私から発想力や、勢い、などなど、クリエイティブという単語がふさわしいのか果たしてわからないが、とにかくそれらを奪った。いや、殺した。
芸術家には精神病が多い。統合失調症や双極性障害。クリエイターにも後者は多いと言われている。
現代の科学は発達しているから、薬で健常者とほぼ変わらない状態まで回復・維持させることができるようになった。
もしも昔の芸術家が、現代の薬を飲んで、妄想も幻聴も幻覚もなくなり、躁状態特有の発想力もなくなったら?
みんなはそんなことを考えたこと、ないだろうか?
きっと歴史に刻める人物にはならなかったかもしれない。
いや、私は詳しくないよ。彼ら芸術家や音楽家の人達の事は。けれども、きっと、きっと今の時代になっても名前が残るなんてことはなかったんじゃないだろうか?絵を描くのをやめ、作曲することをやめていたのかもしれない。
現に私が薬で健康になり、普通の仕事をするようになってから、前みたいにブログが書けなくなったし、4コマも書けなくなった(まとめられたことがある)し、最近イラストを趣味で描くこともなくなってしまった。
それでだ、私は今悩んでいる。
少々病気に苦しんでもいいから、昔みたいに勢いが欲しい。発想力が欲しい。
そのためだったら風俗だってやってもかまわない。
怒り、憎しみ、悲しみ、それらがあるから私はああいうことができた。描けた。
今考えているのは、春までには仕事を辞めて、実家に帰り、年金と原稿たちをなるべく貯金して、macbookAirと、ペンタブレットと、コピック全種類を買うためのお金を貯めることと、引越し資金を貯めることである。そして持ち込みをいつかするための漫画を描くことである。
正直これも薬でやる気がでてるから描いてるだけで。朝になったらどうでもよくなってるかもしれない。
でも、せっかくウェブで漫画を描けるようになったんだ。自分が漫画を描く才能がもしもあるのだとしたら、漫画家になってそれで食っていきたい。
それに、今こうして睡眠時間のことなんか考えず、ただ感情的になって書きたい放題文字を打っているのはとても楽しい。
そい、働いてると、睡眠時間のことなんか考えず、そんなことできない。
深夜、ずーっと絵をかくことだってできなくなる。
いったいどれが幸せなんだろう。
私一人ではもう決められない。