【阪神】ドラ2石崎「三振は投手のロマン」先輩・球児&久保田超え誓った
2015年1月5日6時0分 スポーツ報知
阪神のドラフト2位・石崎剛投手(24)=新日鉄住金鹿島=が4日、“FK超え”を誓った。茨城・境町内で自主トレを公開。OBの藤川球児投手(34)=レンジャーズ=と、昨季限りで引退した背番号30の先輩・久保田智之氏(33)の記録に挑むと宣言した。
今年の初投げを行った最速151キロ右腕は「三振は男のロマン、ピッチャーのロマン。多く取れればいい」と力を込めた。三和高時代には2年秋から3年夏に430イニングも投げて618奪三振。昨年の都市対抗野球では救援で3試合、計6回2/3で9三振を奪った。セットアッパー候補に挙げられる阪神でも、ドクターKぶりを発揮する。
ターゲットは藤川が2011年に記録した奪三振率14・12だ。この年は51イニング、153アウトのうち80が三振。9イニング平均で14奪三振を超える驚異的な数字だが「一歩でも近づいて、最終的に超したい」と言い切った。
さらに、久保田氏が07年に90試合に投げて達成したシーズン登板数のプロ野球記録にも意欲。「任されたらやるしかない。覚悟はできています」と何試合でも投げるつもりだ。かつて藤川、久保田氏とウィリアムスで「JFK」と呼ばれ、05年には優勝した阪神だが、現在の救援陣は福原、安藤らベテラン頼みで若手の台頭が急務。「真っすぐにこだわっていきたい」と意気込んだ。(酒谷 裕)