卒業後のキャリア~先輩の、仕事の“やりがい”聞いてみよう!~

役者・俳優  として働く  千田 美智子さん  にインタビュー!

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インタビュー

「人の心を動かす」そんな芝居をやってきいたい

この仕事の魅力・やりがい

先日、次の舞台の初稽古でした。台本のセリフが役者の身体を通して音として立ち上がる、ぞくぞくする瞬間です。もちろん、観客から笑いをとったり、喝采を浴びたりするのも快感ですが、「観てくれた人の心が動く」ことが嬉しいですね。自分のお芝居を観て、好きとか嫌いとか、この気持ちわかるとか…とにかくなんらかの感想を持ってもらえるのが嬉しいんです。最近では、ワークショップにも積極的に参加していて、地方の小学校でお芝居を教えたり、体を使うゲームをやったりしています。色々な人と出会えるし、地域によって色が出るのが面白いんです。これからもお芝居をつづけながら沢山の人と交流していければいいなと考えています。

役者・俳優として働く千田 美智子さん

自分が感じた事を素直に演じていきたいと思っています

役者・俳優として働く千田 美智子さん
今の仕事との出会い・きっかけ

自分が演じる役の背景や想いを考えて演じています

今の仕事との出会い・きっかけ

先生に「美智子ちゃんは東京の大学に行って俳優になれば」と言われて、ついその気になって演劇専修のあった桜美林大学を受験。高校時代には全然芝居に興味はありませんでした。大学に受かってから初めて母と一緒にお芝居を観に行ったくらいです。しかもそれがまったく面白くなかった(笑)。でも、大学1年生の時にOPAP(桜美林大学パフォーミングアーツプログラム。毎回プロの演出家・振付家がプロデュースし、学生がキャスト・スタッフを務める)にスタッフとして参加していたら、文学座の演出家の方に抜擢されて初舞台を踏みました。もちろん緊張もしましたが、それよりも人に見られる気持ち良さが圧倒的でそこからはまってしまいました。

後輩への応援&アドバイス

先生が「必ず演劇を続けていける」と信じさせてくれた

後輩への応援&アドバイス

高校時代までは何事も一歩引いて客観視するようなところのあった私ですが、宮城県の実家を離れての大学生活は、まさに“はじけきって”ました。「こんなに毎日楽しいんだ!」っていう感じです。桜美林大学は、他の学群や専修の授業も受けられるところが魅力。陶芸やフォトアートなど何かをつくる授業が好きでしたね。あと、哲学の授業もすごく楽しかった…寝ちゃうんですけどね(笑)。演劇については、舞台をつくるために色々な角度から関われることを学びました。音響、照明、舞台美術、それに公演のチラシだって表現につながっています。様々なことに挑戦して、自分の好きなこと、嫌いなことをみつけてください。

プロフィール

千田 美智子さん のプロフィール

文学座 座員/総合文化学群(2013年4月より芸術文化学群に名称変更) 演劇専修/2006年3月卒/大学卒業後に文学座の本科生となり→研修生→準座員→座員とステップアップしてきた。60名前後いた本科生が座員になる5年後には数名しか残らないという狭き門。舞台公演の他、アテレコやラジオドラマなどにも出演している。活き活きとやりたい事に邁進している姿はエネルギッシュで楽しげでもある。現在、文学座の新公演「セールスマンの死」の稽古中。ひとり2役で芝居のスパイス的な役割を担う。【最近の主な舞台】『三人姉妹』文学座本公演、『海の眼鏡』文学座アトリエ公演、『黒蜥蜴』明治座、『スーパースター』劇団鹿殺し など。

この先輩が卒業したのは…

桜美林大学 芸術文化学群 演劇(演劇・ダンス)専修

学校イメージ

演劇・ダンスに関する全てを学び、将来を担う人材を育成します。演技・ダンスから照明・音響などのスタッフワーク、さらにプロデュースなどの実務を身に付け、理論では、歌舞伎や新劇のほか、ギリシャ悲劇、シェイクスピア、イプセンといった海外演劇も網羅。また、学内開催のイベントの企画運営を通して、プロデュース業務が学べるのも特長です。また、本学ではダンスを演劇教育の領域のすぐ近くに配置し、単なる身体表現の訓練にとどまることなく、演劇的な言葉の世界をあわせて学ぶという独特な環境の下で展開します。日常的な無意識の動作を見直し、分析して組み立て直すことで、自分の身体と意識的に向き合っていきます。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。

桜美林大学(私立大学/東京・神奈川)