『座標』
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我が家の鯉のぼり
平安神宮庭園
 通信『座標』バックナンバー ご希望の方には郵送いたします。
豊岡市で飼育されているコウノトリです。
京都嵯峨野の大河内伝次郎山荘でお抹茶をいただいた。時間が止まったような気分の一時を過ごした。
京都苔寺
大徳寺
 
 東寺
 
 我が家の冬景色
     私のホームページへようこそ
 
 発信者 足立勝美 平成10年3月、兵庫県立豊岡高校長を最後に、38年間の教職生活に終止符をうちました。
 身体の衰えは仕方ないが、頭脳はいつまでも明晰でいたいと、日記を書き、個人通信「座標」を発行したり、読書や新聞記事の切り抜きなどをして楽しんでいます。

    平成24年秋の叙勲 叙章瑞宝小綬章を受章
 平成24年秋の叙勲で、瑞宝小綬章を綬章する光栄に浴することなった。国立劇場大劇場で叙勲 勲章授与式があり、出席した。その後、皇居において、天皇陛下の拝謁を受けた。
  (『座標』第1190号に詳細掲載)
                     日本人の感性
 
 私は公立学校を訪問して、校長先生と話し合いをする仕事に携わっていました。ある学校を訪れたとき、校長室に入ると、道ばたから摘んできたススキとコスモスが生けてあり、「やー 美しい」と、思わず独り言が出ました。花を生け、月を愛で、一句詠むという生活文化は日本人しか持っていない感性なのかも知れません。
 岩手県の田舎町を歩いていたレヴィ・ストロー氏(仏、文化人類学者)が、各家の縁側にススキや七草が生けてあるのを目撃し、『一本一本は何と言うことはない花なのに、まとめるとすごい存在感をもち、大変な主張を持った作品があらわれる。日本人はすごいコラーシ゜ュをやる』と(『日本人への遺言』草柳大蔵著から)述べています。
        名月や池をめぐりて夜もすがら 芭蕉
                私言独見シリーズに寄稿
 「産経新聞」が『私言独見』シリーズ(混迷する時代を鋭く斬る意見コーナー)に、私の主張を取り上げて頂きました。7月20日付けの兵庫県下の地方版をご覧ください。
 内容に対する異論、反論がございましたら産経新聞豊岡支局にお寄せ下さい。
           随筆集 46年間で1200号に
 
 
「座標」を書き続けて46年、「産経新聞」と「神戸新聞」の記者が拙宅まで取材に来てくれた。
 <昭和42年、学級通信で始り46年間書き続けて、1200号になり、今日に至っている。足立さんは「体力ある限り続けたい」と語っている。教育論や時事問題の感想だけでなく、文化、政治、科学などの話題をとり入れ、個人通信として全国約50人に発送している。インターネットのホームページでも「足立勝美」で検索すれば閲覧できる> と掲載してくれた。
 左の写真は「神戸新聞」の記事である。
            最近の私の通信座標
    
第1268号   つれづれなるままに  自・公圧勝  石原慎太郎氏引退  羽生結弦を讃える  こけづれなるままに  「日本人の座標軸㉝  崩壊する日本の家庭 貧しさが生んだ家族愛
第1267号  日本人の座標軸㉛上地拝碩書家のこだわり「大いなるもの」に出会う  岐路に立つ特区の養父市  第47回衆院総選挙  日本の家庭は崩壊している  日本人の座標軸㉜生野義挙=憂国の志士 議論だけでなく命かけて行動を  香港デモ75日目に収束  
第1266号  解散・総選挙へ  高倉健さん逝去  つれづれなるままに  日本人の座標軸㉚ 人物評価の物差し  つれづれなるままに  中国共産党は裸官である   
第1265号  高校生の会話から  日本人の座標軸㉘ 読書週間に寄せて 漢詩にめぐりあい覚醒  つれづれなるままに  APECはマンがだ  つれづれなるままに  日本人の座標軸㉙ もう一人の小野田寬郎さん「旗日には国旗を揚げてます」  
第1264号 養父市制10周年記念式典  日本人の座標軸㉗ 中・高生に
与えたい「開門の章」  つれづれなるままに  朝日の木村
社長来月辞任へ  ようやく日中首脳階段へ
     
第1263号 日本人の座標軸㉕ サムスイング・グレイト  「有り難い」の本当の意味  つれづれなるままに  日本人の座標軸㉖ 米長邦雄棋士との出会い 家庭教育の大切さを説いた講演  つれづれ成るままに(前記のつづき) 
第1262号  もう一人の小野寺寬郎さん  星野仙一監督辞任  井本操さんからお便り  原発再稼働を支持する  つれづれなるままに  朝日は変わらない
第1261号  日本人の座標軸㉔ もう1人の追撃王 国旗に敬礼される姿に…  学ぶ高齢者のつどい但馬ブロック大会  日本人物理学者が独占  つれづれなるままに  養父市健康福祉大学で謝辞
第1260号 笠井智一さんのこと  日本人の座標軸㉓ 朝日の誤報に思う  慰安婦問題で長年の疑問  農業特区の指定と国旗掲揚  つれづれなるままに
第1259号  朝日新聞はf生まれ変われるか  日本人の座標軸㉒ 教師には3種の研修が必要  つれづれなるままに 
第1258号 日本人の座標軸㉑ ノモンハン事件 戦争は常識も良識も通らない  朝日新聞木村伊量社長ついに辞任  つれづれなるままに  校長は権力の手先だからあいさつしない…偏狭な考え方しかしない教師の「悪壁」  聴衆の数?  但馬愛石展を企画   
第1257号  日本人の座標軸⑳ 日本に生まれて幸せだ  また喜んで戴いた  池上彰氏のコラムを止めた朝日新聞  しっかりした高校生からのメール  良い月刊誌  世界平和大使任命状授与  世はこともなし?
第1256号   日本人の座標軸⑱ 諸外国の国歌をご存知ですか 「君が代」世界に誇る秀歌  目にあまる韓国のロビー活動に負けるな  目を疑ったポスター  日本人の座標軸⑲ 新聞などスクラップを続けて50年 「産経にしてよかった」    
第1255号 日本陣の座標軸⑰ 愚直のどこがいけない  まじめの崩壊でいじめ増加  メディアが死に追い込んだ  鳥越俊太郎氏の稚拙さに驚く  産経コラム「日本人の座標軸」好評  国民のメディアリテラシー  「君が代」世界に誇る秀歌の反響  咸宜園
第1254号   日本人の座標軸⑮ 教師 必読の書 何気ない一言が人生を変える  北九紙旅行   日本人の座標軸⑯ 曹源の一滴水  師の一言を生涯の糧に実践する  朝日、慰安婦誤報を認めた
第1253号   主語は「We」であった「戦争と無平和」人類とって永遠の課題   「We」にアメリカは入っていない  教師が洗脳した 罪深いことだよ  周永康氏 失脚  笹井芳樹センター長の自殺に思う
第1252号  日本人の座標軸⑬ 人間であること 青少年期の学習で豊かな・老・壮年期  後発性白内障つれづれなるままに  有り難うこ 竹森博之さん  成功!八鹿名石展  八鹿夏祭り 浴衣姿増える   
第1251号  論語に学べ  日本人の座標軸⑫ 良書を友としよう 本棚にどんな本が並んでますか  養父市議会は532位  つれづれなるままに  ピン呆け 時事放談  滋賀県知事に三日月氏
第1250号  日本の座標軸⑩ 子々孫々まで伝えたいこと 教育は宗教心が土台   対馬丸事件  「日本人の座標軸⑪」の反応  つけづれなるままに  集団的自衛権 閣議決定 
第1249号 桂宮殿下薨去で思ったこと  日本人の座標軸⑨ 「日本の自殺」に学ぼう  4つの教訓を〝聖書〟に  24時間 心電図  NHKも歪んでいる  養父市農業特区指定に思う  イラクへ軍事専門家を派遣  愛石展を終えて
第1248号  日本人の座標軸⑦ 花鳥風月感じる感じる心豊かな生活を  盛会 愛石展  要らないもの  日本人の座標軸⑧ 教師は本当に小宇宙に住んでいる  党首討論を聞いて
第1247号  日本人の座標軸 ⑤ひとつの結論金科玉条にして  愛石展を企画  の本陣の座標軸⑥ 考える愉しさ  農業委員会はいらなに  天安門事件から25年  
第1246号  日本人の座標軸④ 幸せになろう 「思いやり」「感謝の心」が必須  沈没に向かう? 韓国  どうすべきか集団的自衛権  ウルムチで最大規模のテロ  平野寿先生訪ねて  『教育の座標軸』を新聞広告  
第1245号 日本人の座標軸③ 天の極まるところをだけは見失わぬ  混迷深まるウクライナ  つれづれなるままに(2)  韓流ぶームの終焉か?  集団的自衛権について 私の思い 
              思考の三段論法
 私たちが、A地点からB地点へ行く時、何か所用がないかぎり、わざわざC地点を経由して行くことはありません。何故でしょうか。
 「3角形の2辺の和は他の1辺より大である」という定理を知っているからです。でも、その定理を証明することはそう簡単ではない。
 このように、私たちは、時には意識的に、時には無意識のうちに、何か問題に出会うと、自ら持ち合わせている原理原則に照らして判断し行動しているのです。すなわち、私たちは、「問題→原則→行動」という、3段論法を行いつつ行動ているのです。
 したがって、原理原則が間違っていると、行動も狂ってしまうのです。
 つまり、原理原則とは心の座標軸であり、心に座標軸がないと思考も行動もできないということでありましょう。
 但し、ここで大事なことがあります。現実はそう単純ではないということです。理論的に間違っていなければ、そこから導かれる結論は常に正しいとは言えないからです。なぜなら、論理の前に立てた仮説が誤っていれば、そこから導かれる結論も誤ってしまうからです。
       
 また、高いか安いか、長いか短いか、多いか少ないか、といった量的な判断は容易ですが、真・善・美といった質的な判断は、よほどしっかりした座標軸がないと、容易に判断できません。
 例えば、「現在の教育改革案は、まさに、3段論法は地獄への道を地で行くものだ」と中西輝政京大教授は断言されています。
 では、私たちはいったいどうすれば確かな座標軸を持てるのでしょうか。