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米政府の金融制裁に北朝鮮が反発
1月4日 18時07分

米政府の金融制裁に北朝鮮が反発
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ソニーの子会社へのサイバー攻撃などを巡りアメリカ政府が北朝鮮に科した金融制裁について北朝鮮は4日、「アメリカは制裁が正反対の結果を招いたことを知るべきだ」として反発しました。

北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)第1書記の暗殺を題材にした映画を製作した「ソニー・ピクチャーズエンタテインメント」へのサイバー攻撃などを巡り、アメリカ政府は北朝鮮が関与していると断定し、オバマ大統領が2日、サイバー攻撃を含むこれまでの挑発行為への対抗措置として北朝鮮の政府機関や企業、その関係者らに金融制裁を科す大統領令に署名しました。
これについて、北朝鮮外務省報道官は4日、国営メディアを通じてアメリカ政府による金融制裁を非難し「おぞましい映画を作っておきながら、アメリカはわれわれをサイバーテロと無理やり関連させることに熱を上げている」と主張しました。
そのうえで、「アメリカは制裁がわれわれを弱めたのではなく、むしろ正反対の結果を招いたことを知るべきだ」と反発しました。
一方、3日の朝鮮総連=在日本朝鮮人総連合会の機関紙「朝鮮新報」はピョンヤン発の記事で、制裁対象の企業や関係者はアメリカとの取り引きはないとして「制裁の実効性はない」と主張していますが、アメリカ政府は追加の対抗措置も視野に圧力をかけていく方針で、北朝鮮による一層の反発が予想されます。

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