はじめてのおつかい

番組詳細説明（内容）

【見どころ】
1990年に最初のロケを実施し、いままで1500人以上のおつかいを撮影してきた番組も、1991年の初回放送から今回で25年目に突入します。
今回は、はじめてのおつかいのはじめての裏側も公開！長年の番組制作で培ってきた独自の撮影方法や撮影秘話も公開します。

さらに、番組ディレクターの子供がおつかいに挑戦。自分の子供をおつかいに出すことで、よりよい番組作りに役立てたいと考えての企画。どうやったら子供がおつかいに行くか？撮られる側の気持ちも味わいました。

そして！初めて、タレントさんのおこさんがおつかいに行きました。
ダイアモンド☆ユカイさんの双子の子供がおつかいに！

【内容】
１『パパのパン』長崎県・新上五島町（しんかみごとうちょう）
晴矢（せいや）くん　2歳4か月

長崎県は五島列島、「はじめてのおつかい」初めての撮影地です。
そして今回のゲスト、川口春奈さんの出身地でもあります。
「かわいいではなく、かっこいい！」と言われるのがうれしい2歳4か月の男の子、
晴矢くん。半年前に妹が生まれ、お兄ちゃんになったばかりなんです。
高校教師のお父さんは一週間ほど入院していて、この日退院してきます。
お父さんは「早く家に帰って惣菜パンが食べたい」とさかんに言っていました。お父さんのパン、ソーセージのパンを買ってくるおつかいです。お母さんがおつかいを切り出した時「晴矢くんがパン買ってくるよ！」とすぐに言いました。お母さんが細かい説明をしても「晴矢くんがパン買ってくるよ！」の繰り返し…。本当にわかっているのかなぁ？
案の定、玄関を出発！と思ったら…なんだか怪しい雰囲気。戻ってきちゃった。
現実に直面してはじめてその大変さが2歳4か月。
でも、退院してくるお父さんを喜ばせたい気持ちはしっかり持っていたのです。
生まれて2歳4か月しかたっていない男が、「真のかっこよさ」を見せてくれるはじめてのおつかいです。
　

２『まぐろぶつぶつ』山梨県・富士河口湖町（ふじかわぐちこまち）
駿（しゅん）くん　4歳2か月　＆　祥（しょう）くん　2歳4か月

富士山が間近に見える富士河口湖町。
最近、いろいろと自分の主張が出てきて、何かとブツブツ言うようになった4歳2か月の駿くん。お母さんに「まぐろのぶつをかってきて」と言われました。しかも弟も連れて。いつもはあまり面倒見がいいと言えないお兄ちゃん。「ブツブツ」といいながら引き受けます。しかし…おつかいの道中、駿くんは意外にも弟のお世話をちゃんとするんです。
お店までは、無事に到着。でもお店に入ってから話すことができません。やっと指差したのは…なんと高価な中トロ。さらに…“しじみ200グラム”も頼まれていましたが、駿くんが指差したのはあさり。２００ｇだから…と指を2本出して…もう片方の手はパァ…！700gになってしまいました。
それでも大満足のお兄ちゃん！帰り道はグズる弟に「しょうがないなぁ〜」といいながらも一生懸命面倒を見ながら帰ります。
「しょうがないなぁ〜」はいつもお母さんがお兄ちゃんに言う言葉。
家に帰るとお母さんがブツブツ言いました。「そうだ！まぐろのぶつだったぁ〜！」
今度は弟を置いて、一人で「ブツブツ、ブツブツ」と声を出しながら走っていきます。
お兄ちゃんの心をまるで見ているかのように、富士山が雲に隠れたり出てきたり…
富士山がお兄ちゃんをずっと見守っているおつかいです。


３『ボクのせいだ』山梨県・市川三郷町（いちかわみさとちょう）
海斗（かいと）くん　5歳0か月　＆　美夢（みゆ）ちゃん　2歳9か月

おじいちゃんの畑で収穫を手伝っている海斗くんと美夢ちゃん。お母さんは赤ちゃんをおぶっています。そろそろおむつを換える時間、美夢ちゃんにおむつを取りに行ってもらうとおむつは最後の1枚でした。2人に赤ちゃんのおむつを買ってきてもらう作戦です。
お母さんはついでにカレーの材料も頼みました。お兄ちゃんにとっては待ちに待った
おつかい！二人は元気よく出発！交通ルールをしっかり守り、近所の人にも挨拶をしてどんどん歩いていきます。
信号ではお兄ちゃんぶりを発揮して妹にボタンを押させてあげます。
青信号になったので、歩き出そうとすると「ヤダ！」と言って渡ろうとしない美夢ちゃん。「早く渡らないと赤信号になっちゃう！」と手を引っ張ってなんとか信号を渡りましたが、美夢ちゃんは海斗くんの手を振り払い泣きだしてしまいます。たった2歳3か月の年の差ですが、5歳のお兄ちゃんと2歳9か月の妹には、まるで大人と子供のような差があるんです。
お兄ちゃんは思い通りについてきてくれない妹を前につぶやきます。「僕のせいだ…」
「僕のせいだ！」「僕のせいなんだ…」妹を叱ったと思ったら、なだめたり、ご機嫌を
とったり、抱きしめたり…涙ぐましいほどに兄の責任を背負っての、はじめてのおつかいです。


４『壁歩き』兵庫県・姫路市（ひめじし）
碧泉（あおい）ちゃん　4歳5か月　＆茜音（あかね）ちゃん　2歳6か月

瀬戸内海にある家島(いえしま)諸島(しょとう)のひとつ坊勢島、ここでは、道幅が狭く車が通れないので幼稚園バスがありません。園児全員が遠くからも歩いて通園しています。
4月から幼稚園に通うことになる碧泉ちゃん。これからお世話になる幼稚園の先生と、通園路にある商店に挨拶をしに行くおつかいです。
お昼ごはんの魚も買ってくるように頼まれました。
出発前に大きな声で練習も済み、さあ出発！しかし恥ずかしがり屋のお姉ちゃんは玄関を出ると前に進めなくなってしまいました。お母さんもそのつらさがわかります。
でも、この島では幼稚園になったら子どもだけで通園させなければなりません。
その日のためにお母さんはこのおつかいを決意したのです。二人はやっと出発しました。
でも、お姉ちゃんは恥ずかしくて、塀に顔を向けながらカニ歩きで進みます。塀が無くなると今度は真下を見ながら歩きます。頼りは妹だけ。妹がお姉ちゃんを励ましながら島の路地を歩いて行きます。急な上り坂を上ると幼稚園に到着。大きな声で「こんにちは！」と言えたのは…妹の茜音ちゃん。先生が出てきて、まずは自己紹介したいところだけどお姉ちゃんは声が小さくてごにょごにょ…。でも先生はほめてくれました。次は商店に挨拶に行きます。
お店に着いたけど、お姉ちゃんは言葉を出すのが精いっぱい。超早口の挨拶をしてしまいます。でも少し自信がついてきたよう。さあ、あとは魚屋さん！いつのまにかお姉ちゃんが迷わず進んでいきます。恥ずかしさもなくなり、すっかりお姉ちゃんらしくリードしていました。家までの帰り道は行きとはまるで別人、キラキラと自信の満ち溢れた顔になっていました。


５『畑の一本道』とその後　　千葉県・南房総市（みなみぼうそうし）
太郎（たろう）くん　5歳2か月　花子（はなこ）ちゃん　3歳6か月

おつかいが始まった年に撮影された2人のおつかい。変装したスタッフに囲まれておつかいに行くのは、太郎くんと花子ちゃんです。
お父さんは手作りソーセージ屋さんです。お父さんたちは心配で見送っていましたが順調に進むふたり。おつかいもお兄ちゃんのリードでなんなく済ませました。
あれ、のどが渇いた花子ちゃんがお金を払う前に牛乳飲んじゃった！さらに「おもちゃ買おう」という誘惑の言葉にもお父さんの言いつけを守る、しっかり者のお兄ちゃんは、ちゃんと牛乳分もお支払いして畑の一本道を帰ります。
爽やかな風が吹く帰り道、妹を気遣いながら進んでいきました。

あれから23年、その畑の一本道をおつかいから帰ってくる女の子がいました。元気な笑顔の凜ちゃん4歳6か月、なんとあのしっかり者のお兄ちゃん、太郎くんのお嬢さんなんです。2３年前と同じように凜ちゃんの帰りを太郎パパが見守っていました。
そして隣には妹の花子さんも。みかんを買い忘れた凜ちゃんはもう一度出発します。
ドキドキしながら出発させる太郎さんをよそに振り返らず走って行く凜ちゃん。
そしてそのふたりを優しく見守るおじいちゃん（太郎さんの父）の姿がありました。


６『パパはおつかいディレクター』東京都・江東区（こうとうく）
夏希（なつき）ちゃん　4歳9か月

25年記念ということで、番組の作り方の裏側をしっかりお見せしようということに
なりました。ならば、一般の方にご迷惑をかけてはいけないので身内でやろうと…
お父さんはおつかいスタッフ。寝る間を惜しんで仕事に励んでいる？ので…なかなか子どもと一緒に過ごすことができません。そんな彼が「はじめてのおつかい」に配属されたのは昨年の春。この1年で様々なおつかいを経験してきましたが…今日は撮影する立場から一転、お父さんとしてはじめてのおつかいに挑戦します。
お母さんは元北日本放送の人気アナウンサー。一週間前から二人目の出産で入院していました。そして赤ちゃんは無事生まれこの日退院してきます。お母さんと赤ちゃんの“お帰りなさいパーティー”を計画した2人、夏希ちゃんは撮影の事は知りません。
お手本のように番組作りをご紹介したかったのですが…いざ撮られる側になってみると全く思うようにはいきません。
ただの一人の父親になってみて、子育ての難しさと、喜びをかみしめた「はじめてのおつかい」。あらためて、今まで撮影させていただいたご家族の皆様に感謝感謝です。


７『愉快な双子』栃木県・佐野市（さのし）
頼音（らいおん）くん　3歳0か月　＆匠音（しょーん）くん　3歳0か月

番組開始以来初めて、芸能人パパがお子さんをおつかいに出す「はじめてのおつかい」を撮影しました。
ロックシンガー、そして俳優としても活躍中のダイアモンド☆ユカイさんが待望のパパになってまもなく5年、その日からロックンロールな子育てが始まりました。
おつかいに出るのはこの日3歳の誕生日を迎える双子の兄弟。
ロックパパの子育ても慣れたものです。“おつかいはライブだ！”というユカイさん。
ライブで着る豹柄のシャツをクリーニングに出し、自分たちの誕生日のためのバースデーケーキを買いに行くおつかいを頼みます。まずは歌って気分を盛り上げます。ふたりはパパの歌にあわせて踊り出しました。どうやら作戦は成功。ふたりは盛り上がってきたようです。
ロックンローラーの子育て…。はじめておつかいに出た子供たちは、さらにその上を行くロックンローラーでした。その一部始終をスタジオで初めて観ることになるユカイさんは、父の顔？それともロックンローラーの顔で叫ぶのでしょうか？


８『大事な毛布』東京都・世田谷区（せたがやく）
未亞（みあ）ちゃん　2歳9か月

とにかく、一生懸命！ずーっと走りっぱなし。まさに夢中でやり遂げる2歳9か月の
生まれてはじめてのおつかいです。　妹が生まれていろいろとお手伝いをしてくれるようになった未亞ちゃん。たくさんの人でにぎわう歩行者天国をお母さんとお買い物していると…
あれ、妹の大事な毛布がない！これがないと赤ちゃんが寒くてかわいそう。忘れ物をしたお店に毛布を取りに行くようお母さんがお願いをします。ついでに夜ご飯用のかきあげのおつかいも頼みました。
元気に出発！と思ったら30メートルほど先で立ち止まり、あたりをキョロキョロ。
お店はすぐ先に見えるのに…「わからなくなっちゃったぁ〜」と走って戻ってきました。
お母さんは戻ってきた未亞ちゃんに「未亞はお姉ちゃん？それとも赤ちゃん？」と聞くと…未亞ちゃん、いきなりスイッチが入り、すごい勢いで走っていきます。
お店に着くと大きな声で「紫のタオルありますか？」と言うことができました。お礼を言うのも忘れてお母さんのもとへ走ります。褒められてさらに元気いっぱい。かきあげのことを思い出すと再び走り出しました。もうその顔は自信たっぷりです。
しかし…天ぷら屋さんを通り過ぎ、行った先はさっきのお店。お姉さんとの会話もそこそこに、確認のため再びお母さんのもとへダッシュ。と確認が終わったらまたダッシュ！…走る走る走る！ハラハラドキドキ、最後は自信に満ちた“お姉ちゃん”の笑顔になっていました。“一生懸命は美しい！”と思えるおつかいです。


９『清水（しょうず）』富山県・黒部市（くろべし）
樹（たつき）くん　3歳3か月

北アルプスの山々から流れ下る黒部川。水の町とも言われる黒部市は、町の至るところに湧き水の清水(しょうず)が流れ、生活に活用されています。緑の田園が広がる自然豊かな町でおつかいに行くのは、最近お手伝いをしてくれるようになった樹くん。お母さんは毎日この清水を料理に使っていて、水汲みは家族の日課です。そしてこの日、樹くんが冷蔵庫を覗いてみると大切な清水が足りません！そこで、まず清水を汲んで、ついでに味噌とコーヒー豆をそれぞれのお店に買いにいくことになりました。
最初は不安そうな様子の樹くん。ですが、やがて「ぼくひとりで行くから大丈夫！」と周りのスタッフにも言いながら大きなリュックを背負って歩き出します。水汲み場へ行く途中には苦手な犬もいます…。でも今日は負けません！真剣な顔立ちで進んでいきます。
水汲み場に到着すると、一生懸命手を伸ばして水を入れます。すると、近くで見ていたおばちゃんが「すごいね」とほめてくれました。樹くん、うれしくてどんどん元気が出てきたようです。
味噌を買うお店では大きな声で挨拶もすることができました。ごほうびに、とジュースをもらうと、リュックは重みでずっしり。それでも、おつかいができて樹くんは嬉しくてたまりません。通りすがるカメラマンに、「おつかいしてきたんだ」って何度も報告するんです。おつかいが進むたびにだんだんとたくましくなっていく、そんな姿がみられるおつかいです。

【キャスト】
MC／所ジョージ、森口博子
出演ゲスト／高田純次、ダイアモンド☆ユカイ、後藤輝基（フットボールアワー）
菊池桃子、田中理恵、川口春奈、橋本環奈