自民党・山本一太氏と民主党・辻元清美氏がスタジオ観覧の若者に党の理念を問われるも答えず
1日放送の「朝まで生テレビ! 2015 元旦スペシャル」(テレビ朝日系)で、自民党議員・山本一太氏と民主党議員・辻元清美賀氏が、スタジオ観覧の若者から質問を受けた際、答えに詰まる場面があった。
同番組では「激論!戦後70周年 日本はどんな国を目指すのか?!」と題し、戦後70周年となる節目の年として、今後の日本について討論した。
日本経済についての話題が討論の大半を占めたが、番組開始からおよそ2時間経過したところで、スタジオ観覧客の若者から質問を募った。
するとある男性が、山本氏と辻元氏に「価値観について」質問した。
若者は、アメリカでは共和党という自由を重んじる政党があることを引き合いに、日本ではあまり自由や平等に対する議論も多くないことを指摘した。
そして「いま問題になっているのもどれくらい競争を認めるか、格差を認めるかってことも社会の価値観や理念に関わる問題だと思うんですけど」とし、その点についての議論が番組内でなかったため、山本氏と辻元氏に答えて欲しいと質問した。
すると、司会の田原総一朗氏が「そこは僕が解説する、わりぃけど」と割って入り、日本の政治は特殊で二大政党が存在するアメリカなどとは異なる政治背景を説明し始めた。
一連の話が終わった後に若者は、アメリカの二大政党が日本にあてはまらないことは理解しているとしたうえで、自民党や民主党の理念を聞きたいのだと話した。
若者は「自民党が創りあげたい国には何が大事なのか」という理念を今一度聞いたうえで討論しないと、政策の話はできないのではないかと疑問を呈し、再び山本氏と辻元氏に質問した。
すると今度は、拓殖大学教授で元防衛大臣の森本敏氏が「最終結論をよく聞いて頂きたいんですよ。つまりまだ途中なんです」と答え、田原氏も「これからやるんだよ」と言い放った。
これに対し作家で社会学者の古市憲寿氏が「いつも結論出ないで朝生終わっちゃうじゃないですか」と噛み付き、出演者の一部から笑いが起きた。
古市氏は「一言でも言える理念ってあるはずじゃないですか?」と続けると、ソフトブレーン創業者の宋文洲氏も「細かい話が多すぎるんですよ」と、これまでの討論にダメ出しをした。
さらに古市氏は「さっきも友だちからのメールで、昔話ばっかりで老人の証拠だよねって感想がきたんですよ。昔の終わったことばっかり解説したがる。じゃなくてもうちょっと理念とかの話も聞きたいんです」と厳しい意見を語るとスタジオは静まり、画面には田原氏や山本氏、森本氏の渋い表情が映し出された。
その後の討論で、自民党の公約や安倍晋三首相の年頭所感の話題にはなったが、若者に対して答えるということはなかった。
一方で、宋氏は討論の途中で若者に対して、理念を言わない理由の1つに「学校ではディベートしないんですよ」と、日本の教育に問題があることを指摘した。
【関連記事】
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同番組では「激論!戦後70周年 日本はどんな国を目指すのか?!」と題し、戦後70周年となる節目の年として、今後の日本について討論した。
日本経済についての話題が討論の大半を占めたが、番組開始からおよそ2時間経過したところで、スタジオ観覧客の若者から質問を募った。
するとある男性が、山本氏と辻元氏に「価値観について」質問した。
若者は、アメリカでは共和党という自由を重んじる政党があることを引き合いに、日本ではあまり自由や平等に対する議論も多くないことを指摘した。
そして「いま問題になっているのもどれくらい競争を認めるか、格差を認めるかってことも社会の価値観や理念に関わる問題だと思うんですけど」とし、その点についての議論が番組内でなかったため、山本氏と辻元氏に答えて欲しいと質問した。
すると、司会の田原総一朗氏が「そこは僕が解説する、わりぃけど」と割って入り、日本の政治は特殊で二大政党が存在するアメリカなどとは異なる政治背景を説明し始めた。
一連の話が終わった後に若者は、アメリカの二大政党が日本にあてはまらないことは理解しているとしたうえで、自民党や民主党の理念を聞きたいのだと話した。
若者は「自民党が創りあげたい国には何が大事なのか」という理念を今一度聞いたうえで討論しないと、政策の話はできないのではないかと疑問を呈し、再び山本氏と辻元氏に質問した。
すると今度は、拓殖大学教授で元防衛大臣の森本敏氏が「最終結論をよく聞いて頂きたいんですよ。つまりまだ途中なんです」と答え、田原氏も「これからやるんだよ」と言い放った。
これに対し作家で社会学者の古市憲寿氏が「いつも結論出ないで朝生終わっちゃうじゃないですか」と噛み付き、出演者の一部から笑いが起きた。
古市氏は「一言でも言える理念ってあるはずじゃないですか?」と続けると、ソフトブレーン創業者の宋文洲氏も「細かい話が多すぎるんですよ」と、これまでの討論にダメ出しをした。
さらに古市氏は「さっきも友だちからのメールで、昔話ばっかりで老人の証拠だよねって感想がきたんですよ。昔の終わったことばっかり解説したがる。じゃなくてもうちょっと理念とかの話も聞きたいんです」と厳しい意見を語るとスタジオは静まり、画面には田原氏や山本氏、森本氏の渋い表情が映し出された。
その後の討論で、自民党の公約や安倍晋三首相の年頭所感の話題にはなったが、若者に対して答えるということはなかった。
一方で、宋氏は討論の途中で若者に対して、理念を言わない理由の1つに「学校ではディベートしないんですよ」と、日本の教育に問題があることを指摘した。
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