【ソウル=内山清行】北朝鮮の外務省報道官は4日、米映画会社へのサイバー攻撃を理由にした米政府の北朝鮮制裁強化について「米国は制裁がわれわれを弱めたのではなく、正反対の結果をもたらしたことを知るべきだ」と非難した。朝鮮中央通信の報道を朝鮮通信(東京)が伝えた。
報道官はサイバー攻撃が北朝鮮による犯行かどうか一部に疑問の声がでていることにも触れ「追加制裁は自らの体面を立て、われわれの国際的イメージを傷つけることに真意がある」と指摘。「米国がわれわれに対する体質的な拒否感と敵対感から脱していないことを示している」などと批判した。