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韓国 南北協議の来月開催を提案12月29日 13時46分
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韓国と北朝鮮の関係が冷え込むなか、韓国政府は29日、北朝鮮に対し、「分断70年となる来年、平和統一に向けた取り組みを具体化していきたい」と呼びかけたうえで来月、南北協議を開くことを提案しました。
これは韓国のリュ・ギルチェ(柳吉在)統一相が29日午前、ソウルで記者会見して明らかにしたものです。
この中でリュ統一相は北朝鮮に対し、「分断70年となる来年、平和統一に向けた取り組みを具体化していきたい」と呼びかけ、朝鮮戦争などで離れ離れになった離散家族の再会や、南北の文化やスポーツ交流、それに経済協力事業の推進などを提案しました。
そのうえで、こうした事業を実現させるため、双方にとっての懸案を話し合う南北協議を来月中に開くことを北朝鮮側に提案しました。この提案はパク・クネ(朴槿恵)大統領直属の機関、「統一準備委員会」の名義ですでに北朝鮮側にも通知したということです。
「統一準備委員会」の副委員長を務めるリュ統一相は、「ソウルでもピョンヤンでも双方が合意した場所で北側と会いたい」と述べて、みずからが協議に臨む考えを示しました。
南北関係が冷え込むなか、韓国としては、まずは来年2月の旧正月の時期に合わせ離散家族の再会を行いたい考えで今後の北朝鮮の出方が注目されます。