スリランカ 大雨で少なくとも２４人死亡

12月29日 7時58分

スリランカでは記録的な大雨が続いて各地で洪水や土砂崩れが起き、地元政府によりますと、少なくとも２４人が死亡したほか、家屋が水につかるなどして１００万人以上に影響が出ているということです。

スリランカでは先週から記録的な大雨が続き、ところによっては数十年に一度の規模の洪水が起きているほか、土砂崩れで鉄道の線路が宙づりなったり家屋が流されたりするなど各地で被害が広がっています。
地元政府によりますと、この大雨でこれまでに中部バドゥッラを中心に少なくとも２４人が死亡し、８人の行方が分からなくなっているほか、町が水につかるなどして１００万人以上に影響がでているということです。
被災した住民の女性は「大災害です。家も破壊され、まるで津波に襲われたかのようでした」などと話しています。
スリランカの一部ではモンスーンと呼ばれる雨季を迎えていますが、今回は例年ほとんどモンスーンの影響を受けない地域まで大雨になっているということです。
スリランカ政府は軍を動員して救助活動を進めていますが、被害が広がれば、来月上旬に予定されている大統領選挙にも影響するおそれがあるという指摘も出ています。