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東京五輪へ翻訳機器開発が活発化12月29日 16時41分
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2020年の東京オリンピック・パラリンピックで日本を訪れる外国人の増加が見込まれるとして、通信や電機の関連企業などでは外国語を自動的に翻訳する製品を開発する動きが活発化しています。
このうちNTTが開発したスマートフォン向けのソフトでは、駅で電車の遅れなどを示す日本語の電子表示に特別な画像データを組み込むことで、スマートフォンをかざすと英語や中国語、韓国語に翻訳することができます。
また、このソフトを使うと駅構内の案内図にスマートフォンをかざせば電車の乗り場などを案内することもできるということで、NTTは2020年までの実用化を目指し来年度中に実証実験を始める計画です。
開発に当たっているNTTサービスエボリューション研究所の川添雄彦所長は「2020年は新しいビジネスを発展させる大きなチャンスだと考えており、今後もニーズに合った研究開発を続けていきたい」と話しています。
一方、パナソニックは音声を翻訳する機能を備えた小型端末の開発を進めていて、2020年までには携帯できる製品を実用化したい考えです。
このほか、大手自動車メーカーも翻訳機能が付いたカーナビゲーションシステムの実用化を目指すなど、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年に向けて各社の間では翻訳関連の製品開発が活発になっています。