皆さんこんにちは。実はテレビのCMを観るのが大好きな方、西森です。
さて、昨日からテレビでこんなCMを見かけるようになりました。
TVCM au「あたらしい英雄・桃太郎」篇 60秒 - YouTube
TVCM au「あたらしい英雄・浦島太郎」篇 60秒 - YouTube
TVCM au「あたらしい英雄・金太郎」篇 60秒 - YouTube
もはや最後まで観ないと、CMなのかどうかもわからないという完成度の高さ。
今ノリにノッている若手俳優さん3人を贅沢に起用してますし、気合が入っているのもうなずけます。
面白いので是非全て観てみて下さいね♪
CMのストーリー化
さて、CMのストーリー化に関しては、以前から大手携帯キャリア3社や自動車メーカーのトヨタを中心に広がってきたように思います。
ちなみに私が一番ハマったCMはこちら。
トヨタ ドラえもん CM 2 「のび太のバーベキュー」篇 - YouTube
ドラえもんの世界観を全く損なわずに、ちゃっかり最後に「車乗ろうよ」っていうメッセージを入れちゃう所が流石です!!!
CMのストーリー化はテレビ局にとってありがたい!?
言うまでもなく、CMというのは番組と番組の間を繋ぐものです。そして、原則無料で観られる今のテレビのシステムを支えているのも、このCMに依るところが大きいといえます。
ただ、録画機器やネット端末が急速に拡大する中で、テレビCMの存在意義は大きく縮小してきました。わざわざ録画しておいた番組のCMって観ないですよね?それに、ネットで観る場合は、テレビCMとは異なる形の広告が配信されることになります。
では、CM自体にコンテンツとしての価値が生まれたらどうなるでしょう?CMの間というのは、いわゆる「ザッピング」をされて他の番組に移られてしまう危険な時間でもあります。しかし、そのCMが面白いものになれば、他の局移られてしまうリスクも回避でき、視聴者にも楽しんでもらえ、その上広告費までもらえる。なんておいしい話なんでしょう。
CMはもはや宣伝手法ではなくなりつつある
ただ、こういった現状を手放しで喜んでいてはいけないのだろうとも思うんです。
例えば、先ほど私がご紹介した「トヨタのドラえもん」のCM。とっても面白いですし、ちゃんと「車」の宣伝にはなっています。しかし、「車」の宣伝にはなっていても、「トヨタ」の宣伝には全くなっていません。
また、最初にご紹介した「au」のCMに至っては、もはや「携帯」の宣伝ですらなく、「自由」という言葉を印象付けるためだけのものになっています。
ちなみに現在私はauのスマホを使っているのですが、このCMを観て思ったのが、
「こんなお金かかりそうなCM作る暇あったら、毎月の料金安くしてほしいな…」
ということ。
実際このCMを観て、「よし!auに変えるぞ」っていう人がどれほどいるのか?(限りなくゼロだと思う)
果たしてテレビCMの方向性ってこのままで良いんでしょうか?