外国人ハウスの内訳は、外国人:日本人が6:4

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生活費に占める割合でかなり重くのしかかってくるのが家賃の存在。私も耐え切れず、先月引っ越しをしました。フリーランスゆえ不動産の対応も冷ややかで、こうなったらシェアハウスにでも住もうか?と思い、友人に話を聞いてみたのですが…。

友人A(女性)の場合、住む目的は明確でした。「ハーフの子を産む」というのが口癖だった彼女がとった行動は、いろいろ試した後、最終的に選んだのが外国人向けのシェアハウスに住むということ。そのかいあって2年後には6歳年下フランス人の彼と結婚。現在は1児を出産し、家族仲良く日本で暮らしています。

彼女が住んでいた外国人ハウスの内訳は、外国人:日本人が6:4の割合。外国人はほとんどが学生で、日本人は社会人経験のある女子が多かったとか。外国人ハウスにわざわざ住むというだけあって、日本人は海外に興味がある人がほとんどで、英語取得のために入寮してくる人もいるんだそう。

以前寮内を見学させてもらったことがあるのですが、シャワーやキッチンは共同。部屋は価格により広さが異なり、狭いけれどベッドなどの家具は一通りそろっています。家賃も3万円台からと手軽なことからセカンドハウスとして利用している人もいるとか(友人もそのパターンで、平日はそこから職場に通い週末は実家に帰ることで通勤時間を40分短縮していました)。

ハウス内は学生のノリ×外国人のノリが合わさった賑やかな雰囲気で、お花見やBBQなどのイベントが満載。ハウス内で付き合い始めるカップルも多いそうで、その後は2人共同でアパートを借りて引っ越していくのが主流だそう。

問題は、学校を卒業したら帰国する学生がほとんどなので、そこで別れるか本国まで追いかけるのかという選択を迫られるということ。はたして、外国に行ってまでその関係は続くのか!? また、ほとんどが学生なので金銭的な余裕はなく、将来どうなるのかも不明。愛がれば大丈夫!という方は出会いの場として考えてもいいかもしれないですね。

一方、家賃削減のため日本人専用のシェアハウスに一時期住んだことがあるという友人B(女性)は、シェアハウス独特のノリに耐えられず3ヵ月で退去しました。

理由はやはり恋愛問題。もともと女性の割合が少ないので女性というだけで注目の的。人の出入りが多く出会いの機会は増えるけれど、誰と誰が付き合って別れたといった話はすぐ筒抜けに。修学旅行や寮生活がずっと続いているようで、心が休まらなかったそうです。

共有スペースを使う事をストレスに感じたり、人間関係や恋愛のごたごた、ウワサ話もダイレクトに降りかかってくるのがシェアハウスの現実。単純に家賃削減の目的のみで入居するのは危険な場所です。

ということで、私は普通のアパートに引っ越しました。

(美濃羽佐智子)

【ガイド:All About News Dig編集部】