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潮崎悲願3冠ヘビー獲得で団体けん引宣言

ベルトを肩にかける潮崎(撮影・神戸崇利)
ベルトを肩にかける潮崎(撮影・神戸崇利)

<全日本:後楽園大会>◇3日◇東京・後楽園ホール

 潮崎豪(32)が4度目の挑戦で、悲願の3冠ヘビー級王座戴冠を果たした。序盤から王者ジョー・ドーリングの怪力に苦しむも、気力で耐えた。最後はこん身のラリアット2連発で、23分7秒、片エビ固めで勝利した。ノアのGHCヘビー級王座に続くメジャー団体のタイトル獲得に成功。名門復活を目指し、団体をけん引していくと宣言した。

 必殺のゴーフラッシャーを3度返された潮崎が、なりふり構わず右腕を振り抜いた。どうにか立ち上がった相手に、とどめの一撃。ファンの大歓声の中でベルトを受け取ると「全日本といえば日本武道館。その上にはもっと大きな場所もある。その高みまで俺が先頭に立って引っ張っていく」と力強く決意を語った。

 ノア時代はGHCヘビー級王座を2度獲得するなどトップとして活躍。だが、13年7月に完全移籍した全日本では勝負どころで結果が出せなかった。3冠戦で諏訪魔、曙、ドーリングに3連敗。昨春のチャンピオン・カーニバルでは指の骨折により途中欠場する屈辱も経験した。

 悲願の王座獲得も、団体は苦戦が続く。頂点に立った32歳は「全日本はこれからまたよみがえっていける。このベルトの意味をかみしめてやっていく」と名門復活を誓った。

 [2015年1月4日8時12分 紙面から]

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