2014年8月10日日曜日

本当にギフテッド?タレンテッド?

http://borntoexplore.org/gifted.htm

ウチの息子は、こちらのサイトで説明されている通りの男の子です。
だから、何人の医者に何度「彼はギフテッドだと思います」と言われても、私としては100%しっくりくるものではなかったのです。

「Underachieving」
 行動療法士さんにも指摘された程、主に運動面?の発達に凸凹がけっこうあります。
ほぼ毎日転ぶのはそのせいで、本来は特別なプログラムの療育で改善されるものなんだそうですが、ウチはあえて受けさせていません。
彼は音楽で生きていくであろう事は、自他共に疑いようがなくなってきている状態だったことがひとつ。
もう一つの理由は、運動神経は割りと良い方だから、というのがあります。
走るのは幼稚園で一番くらいに早く、お友達との外遊びも最後まで元気・・・と言うかハイw
そして決定的だったのは、夫婦で順番に教えたスキーをたった一日でマスターして、翌日には中級コースのアイスバーンをいとも簡単にスイスイと滑って楽しんでいたのですΣ(゚Д゚)
それを行動療法士さんに話すと、瞬発力で補っているという事でした・・・じっとしていられなかったり、歩くべき時に無駄に走ったり、ジャンプや横飛歩き?をしているのは、バランスが上手く取れないからだそうです・・・確かにw
でもいいのです、本人が体を動かす楽しみを知っているのだから、いいと思うのです。

Anger and Frustration」
 まさに癇癪のことでしょうね(-_-;)
酷く完璧主義な為、長年私を悩ませています・・・いつ、なくなるのかな?
そもそも、なくなるのかな^^;
本人も大変だし、辛いのでしょうけど・・・私も毎日毎日、酷く疲れるのです_| ̄|○

「High energy, Intensity, Fidgeting, Impulsivity」
 幼稚園に入る前は、音楽以外にもいろいろな習い事をしていた息子です。
そのうちの一つに子供向けフィットネスがありましたが、彼のハイな性格?は皆が不思議がり、笑いを提供していましたw
真冬だろうが汗だくで遊びまくり、「オフロに入ったの?」とか「プールに行ってきたの?」と聞かれるのにも慣れました(^_^;)
先生にも「彼はどうしてあんなにタフなの?」と、大真面目に聞かれたことがありました!

 強烈さは・・・彼の全てにおいてがそうで、彼の代名詞な気がする今日この頃ですw
これまた三人の医師、三人の心理士、行動療法士、保健士の見事に全ての方に、
「確かに個性が強烈で、際立っていますよね」
別れ際に笑って言われるのです。

 そして彼は、少しもじっとしていられません・・・正確にはボケーッとしているように見えて、実は考えにふけっていたり、何かの音(窓ガラスに当たる雨粒とかw)の音階を聞き取ることに集中したりはしますが、それは多分、恐ろしい程の集中力を発揮している瞬間なのだと思います。
音楽は好きというより、自分の命のようなのに、ピアノの椅子にじっとしていられなかったり、バイオイリンを構えつつも足が痛くてフラフラw
それもまた発達の遅れのせいらしいので、仕方がないのです。

 衝動に駆られる・・・これのせいで迷子になっていたんだと思うと、先生方にも言われました。
会話もいきなり変わる、遊びもいきなり変わる、そんなのが日常です。
脳の中でパッと切り替わってしまうんでしょうねw

 「Individualistic, Nonconforming, Stubborn」
 彼は幼稚園に入る前から、一人遊びも好き、お友達がいる遊びも好きでした。
でもそこにテンションの差は生じませんw
あまりにテンションがおかしいので、本人の従姉妹が私の所へ来て「どうして〇〇君は変なの?」と聞いてきたことがあります(^_^;)
幼なじみ三人で遊ばせても、彼だけ一人遊びなのは今も同じで、以前は最後まで一人でした。
むしろ大好きなのは大人との会話で、割と手が出易い幼馴染の一人を除いて、子供相手に喧嘩した事は一度もありませんでした。

 年中から途中入園して腕白な男の子達に囲まれている息子を見て、彼は感情で子供同士の喧嘩をしないから、逆にからかわれないか心配でした。
でも入園してしばらくして、先生から喧嘩してお友達の目を殴ったと報告がありました・・・「キレたなw」と思いました。
相手のお母様がよく話を聞いてくださったそうで、翌朝に事情が分かりました。
相手のお子さんがしつこく息子のお腹を叩いていたそうで、我慢の限界に達した息子の手が出たそうですw
それなのに息子は、頑固一徹!何も教えてくれなかった^^;
我慢したことは褒めましたが、次からは大きな声で「痛いからやめて!」と言うように教えました。

「Disorgannization, Sloppy, Poor handwriting」
 部屋はゴミ捨て場のよう、頑固一徹のわりにすぐに悔し泣きw
部屋の片付けは、もう諦めました( ´Д`)=3
挫けやすいというか、悔しくて怒ったり泣いたりする性格には、対処方法が分かっています。
「こんなに難しいの無理だよ〜ヾ(*`Д´*)ノ"」と言い始めたら、「そうだよ、まだ5歳なんだから出来ないのが普通なんだよ。」という説明をすると、負けず嫌いが勝って真剣に取り掛かります・・・なんて単純w

 入園前に通っていた少人数のアートクラスではとても楽しんでいたのですが、幼稚園ではあまり長時間じっくりと絵画の時間を取らないのと、大人数で開放された部屋の為に集中力散漫で作品のレベルが・・・ハッキリ言って最下位で残念すぎます(T_T)
でも、本気で描くとかなり素敵です・・・模範的なタイプではなく、芸術的!
例えばつみ木一つの色にしても、一色ではなくて何色も使って仕上げるので、まるで耳をすませばのバロンのいた世界観が出来上がります♪
字は年中の時に本人が教えて欲しいと言いましたが、結局はZ会の通信で自力で覚えていました・・・教えるのが面倒で(^_^;)
割りと綺麗ですが、3歳から悲鳴をあげなから五線譜の書き取りの宿題をしてきた成果でしょうね・・・ひらがなも「どれみふぁそらし」はいつの間にか読めていたようですし。

「Forgetful, Absentminded, Daydreams」
 あはははは・・・笑うしかないw
練習中に喉が渇いたから水を飲みに・・・何故かお父さんにケータイを渡してピアノの椅子に戻る・・・「水は?」「アッΣ(゚Д゚)」みたいなのは・・・普通です(-_-;)
ボケーッとして・・・でも実は考えにふけってり、音階を聞き取ることに集中しています。
それは知らない人から見れば、空想に耽っているという事になるんでしょうねw

「Emotional, Moody」
 音楽に涙を流し、雄大な大自然に感動し、そして突然「なんかいやな気持になっちゃった」と落ち込み・・・感情の高低差もかなり大きいけど、その変化の早さにも驚かされます!
そして腹が立つのは、自分が好きでやっているのに、酷い酷い演奏をする事!
なんて嫌そうに、なんて退屈そうに・・・5歳児が貴婦人の乗馬を弾く事自体は割りと凄いのに、スイッチが入っていないとまるでダメダメな演奏なのです・・・聴いている方が疲れるヾ(*`Д´*)ノ"
でもスイッチが入ると、それはもう素敵に、感動的に・・・舞台に立ちたくて頑張ているから、本番はスイッチ・オンなので、ちゃんとそっちが聴けますw

「Low interest in details」
一番酷いなぁと思うのは、譜読みの時です!
ブルグミュラーでも殆ど初見で弾き始めて、早速細部の修正、曲想などに入ります。
でも、読み落としている音がアチラコチラに・・・本人も私も知らない曲だと、後で先生や主人に指摘されますw
楽譜はまず視覚的に入っているようですが、絶対音感もある為、本当は耳でも覚えて弾けます。
実は耳から入ったほうが確実なのに、視覚優位だからそうなってしまう・・・何だかもったいないね(^_^;)
主人は逆に聴覚優位で絶対音感ありで、聴いて覚えた曲は完璧に弾きこなせます♪

 これらの様々な特徴から、発達障がいなんじゃないかなぁ・・・2件目の行動療法士さん、3件目の発達相談センターの誤診じゃないかなぁという思いが消えませんでした。
でも、なかなか診断名を口にしようとしない1件目の先生が、半年間定期的に診てくださった結果、「自閉症や発達障がいにも見られる特徴がなかったわけではないので、慎重に様子を診てきました。自閉もない、発達障がいもない、彼はギフテッドだと思います。」と仰ったことがとても大きかったと思います。
それで調べていくうちにこのサイトを知って、まさにこういうタイプなんだなぁ、あの先生に出会えて、薬物療法とかに至らなくて本当に良かったなぁ。と安堵しました(^^)v

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