2014年の東京都内の交通事故死者数は前年より4人多い172人となったことが3日までに、警視庁交通部のまとめで分かった。4年ぶりに増加に転じたが、戦後2番目の少なさだった。事故件数(速報値)は3万7195件、負傷者数(同)は4万2931人で、いずれも14年連続で減少した。
同課によると死者数の内訳は歩行者が前年比4人減の68人で全体の39.5%を占めた。次いでバイクと原付き自転車の二輪車が5人増の45人(26.2%)、自転車が7人増の38人(22.1%)だった。
年齢別では、65歳以上の高齢者が65人で全体の37.8%を占め、最も多かった。同庁交通総務課は「高齢者や二輪車の事故への対策を進め、今年は死者数を150人未満にしたい」としている。
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