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【箱根駅伝】駒大OBの川内ものまね芸人・M高史「タスキの重さ学んだ」

2015年1月4日6時0分  スポーツ報知
  • 川内!?…ではありません。昨年末、箱根駅伝1、10区のコースを「埼王県庁」のユニホーム姿で力走するM高史
  • 川内!?…ではありません。昨年末、箱根駅伝1、10区のコースを「埼王県庁」のユニホーム姿で力走するM高史

 ◆第91回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=報知新聞社後援)(3日、芦ノ湖―東京・読売新聞東京本社新社屋前、5区間=109・6キロ)

 駒大陸上部で主務(マネジャー長)を務めた経歴を持つものまね芸人・M高史(30、2007年文学部卒)は3日、箱根駅伝復路の6区、9区の沿道で選手にタイムを伝える役割をOBとして務め、母校をサポートした。本命視されながらV逸したが「アクシデントがありながら準優勝できた。タスキの重さを学んだ箱根でした」と振り返った。

 世田谷学園高(東京)卒業後、駒大陸上部に入部。当初は選手として箱根路を目指したが、エリートが集う名門では「ヒーコラヒーコラ練習についていくのがやっと…いや、ついていけず故障ばっかりでした」。2年に上がる時、大八木弘明監督から打診を受け、副務に。走らない立場から、箱根に挑むチームを懸命に支えた。「どうやって人生を切り開けばいいか。走りはしませんでしたが、箱根からたくさんのことを教わった気がします」

 卒業後は福祉施設に勤務していたが、2011年に一念発起して芸人に。「監督に相談したら『ものまね!?』とビックリされましたが『やるんならとことんやれよ』と言っていただいて覚悟を決めました」。最初は平井堅、B’zなどの歌まねをしていたが、最近はマラソンの川内優輝のまねで顔が知られるように。昨年は年間70レースでゲストランナーを務めた。

 M高史は在学時に大八木監督から言われ続けた言葉を胸にステージに上がっている。「人に喜んでもらえる人間になれ。人から必要とされる人間になれ。人に感動してもらえる人間になれ」。毎年春になると、部の新歓会に呼ばれ、新入生相手にものまねを披露している。「監督さんがいちばんウケてくれます」

 大学時代は4年間だが、OBの立場は一生続いていく。(北野 新太)

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