下関でフグ初競り!「袋競り」最高値は1キロ1・5万円
2015年1月4日10時33分 スポーツ報知
フグの取扱量日本一を誇る山口県下関市の南風泊市場で4日未明、新春恒例の初競りが行われ、天然や養殖のトラフグ約9・1トンが次々と競り落とされた。しけの影響もあり昨年より水揚げ量は減り、最高値は1キロ当たり1万5000円と昨年より2000円高かった。
午前3時20分ごろ、取引開始を告げるベルとともに、半袖姿の競り人が「ええか、ええか」と威勢の良い掛け声を上げ、仲買人が筒状の黒い袋の中で競り人の指を握って値段を決める「袋競り」で次々と落札された。
フグは東京や大阪など全国へ出荷される。市場を運営する下関唐戸魚市場の原田光朗社長は「昨年より高値がついて良かった。今年はアベノミクスの景気回復に期待し、アジアへの輸出拡大にも力を入れたい」と話した。