吉田松陰の妹・文役で大河初主演に挑む井上真央。文と一緒に成長し、飛躍の年に!=東京・渋谷のNHK【拡大】
2015年は、井上にとって“挑戦”の年だ。
今年の大河は、長州藩士の娘に生まれた文が運命的な出会いと別れを繰り返しながら、激動の時代を生き抜く姿を描くオリジナル作品。兄の松陰は幕末の思想家で有名だが、妹はあまり知られていない。国民的ドラマで“無名”の女性を1年間演じることに「やっぱり怖さはあります」と率直に打ち明ける。
参考文献が少なく役作りに苦労したが、「だからこそ、いかようにもできる役。私自身がもともと持っているものが自然と反映されると思う」とやりがいを感じている。「私も14歳離れた兄がいて、兄好きなところは似ている」と文に共感。「この役で、私も成長できたら」と気合十分だ。
昨年8月からの撮影を前に、ロケ地となる山口県萩市に行き、文さんの墓前で「やらせていただきます」と報告した。
初大河に、「いつもと違う緊張感や責任感をヒシヒシと感じています。正直、不安や焦り、『楽しんでもらえるかな?』とか、『大丈夫!』とか、気持ちが行ったり来たりの状態」とプレッシャーも感じているが、「体力的には朝ドラ(2011年の『おひさま』でヒロインを好演)の方がキツかった」と気負いはない。