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ボスニアで民族融和サッカー教室
1月4日 11時28分

サッカー元日本代表の宮本恒靖さんが、民族紛争がおきた旧ユーゴスラビアのボスニア・ヘルツェゴビナで、ことし、異なる民族の子どもたちがともに学ぶサッカー教室を立ち上げる予定で融和が進む一助となるか注目されます。

サッカー日本代表でキャプテンを務めた宮本恒靖さんは現役引退後、スポーツと民族の融和を研究したことがきっかけでボスニア・ヘルツェゴビナを訪れ、子どもたちを相手にサッカーを教えてきました。宮本さんはスポーツを通じて民族の融和を進めたいと、異なる民族の子どもたちがともに学ぶサッカー教室を南部モスタルに、ことし秋にも開設する計画で土地の確保など準備を進めています。
サッカー教室の名前は現地のことばで「小さな橋」を意味する「マリ・モスト」で、7歳から12歳までのおよそ80人を募集する予定です。
ボスニアでは1990年代に民族の対立が内戦に発展し、およそ20万人が死亡したと言われていますが、今もイスラム系とクロアチア系の住民が分かれて暮らすなど民族間の融和が課題となっています。
ボスニアでは、ことしで内戦の終結から20年を迎え、宮本さんはサッカーを通じて相手を尊重することやチームワークの大切さを学び、若い世代が対立を乗り越えるきっかけにしてもらいたいとしています。

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