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ナイジェリア 少年など40人を連れ去り
1月4日 6時59分

西アフリカのナイジェリアで、銃で武装した集団が集落から少年など40人を連れ去ったことが分かり、戦闘員として育成するため若者の誘拐を繰り返しているイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」による犯行とみられています。

現地からの報道によりますと、先月31日の夜、ナイジェリア北東部にあるボルノ州で、銃で武装した集団が集落の男性を1か所に集めたうえで、10代から20代前半の40人を連れ去ったということです。
この地域では先月14日、武装集団が集落を襲撃して住民30人以上を殺害し、女性や子ども100人以上を連れ去るなど、小さい集落を狙った襲撃や誘拐事件が相次いでいて、いずれもイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」による犯行という見方が強まっています。
ボコ・ハラムは去年4月、女子生徒200人以上を誘拐したことで国際社会に衝撃を与えましたが、少年や若い男性も誘拐し、戦闘員として育成するなどして勢力を拡大していると指摘されています。
また、隣国のカメルーンでも同じような襲撃を繰り返していて、先月にはカメルーン軍がボコ・ハラムに対して初めて空爆を実施するなど、ナイジェリアや周辺国の政府が対策に動いていますが、ボコ・ハラムの勢いは衰えず、住民の被害を食い止められない状況です。

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