神に祈った後に願いが叶うと、神に成果の一部を奪われてしまうと思うんですよ。
- 「神様、どうか合格できますように！！お願いします！！」
- 合格する。
- 「神様ありがとう！！お祈りしといてよかった〜！！」
ってなるじゃないですか。
でも合格できたのはあなたの努力の成果そのものなんですよ。その合格に神の力は一切混在してないんですよ。まさにあなたが勝ち取った合格なんですよ。神様にその成功の喜びを分配していいんですか？いやよくない。「あ〜あ、どうせ合格するんなら神様に祈らなくてもよかったな〜」って思ったことないですか？（私の調査だと、私を含めた１人全員が「ある」と答えています）目標達成の喜びや自信、高揚感、自己肯定感は自分のために存在するべきだ。
神に成功を分配するとしても、神に祈ったことで得られる安堵感分「神様にお願いしたから大丈夫！」分ぐらいだろう。安堵感等が「祈る行為をしたこと」により得られるという事実はある。しかし、神という人間を超えた存在が人間を超えた能力であなたを合格させることはない。
ところで、以前どうしても私と一緒に「お祈り」がしたいという女の子が突然に家に来まして、玄関でその子の話を聞いたんですよ。モテる男は辛いですね、いい男の噂は自然と広まってしまうようです。
彼女は「毎日お祈りしてたらある試験に合格できた」って言うんですよ。自分の力ではなく、神様の力で合格できたって言うんですよ。
そのとき私はカチーンときまして、「それは違う、あなたは合格するために大変な努力をしたんでしょ？合格できたのは祈ったからじゃない、あなたが努力したからだ、あなたの力で合格できたんだ」って言ったんですよ。
そうしたらその女の子は「私はそんな優秀な人間ではない、祈ったからこそ合格できた。祈ることで私は合格できたんだ」なんて言うんですよ。もう神様に自分の努力の成果を全部持ってかれちゃってるんですよ。もったいない、その合格したときにでる膨大な幸福感を神に譲るぐらいなら俺にくれ。
それでですね、なんとか彼女を神の成果搾取から救おうと思いまして、いろいろ話したんですけど結局神から成果の奪還はできませんでした。
１時間ぐらいしゃべってたら、彼女が「もっと話したいのでサイゼリアで話しましょう」って誘ってくれたんですよ。あいにくそのとき、別の女の子から「試験に必ず合格できるブレスレット」を紹介してもらう予定があったので断りました。体が２つあればいいのに、これだからモテる男は辛い。
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